直接来局の方、あるいは電話のお問合せで、漢方薬販売をお断りした事例集
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2005年 11月 26日 の記事 (1件)
お電話でのお問い合わせは、関東地方、中でも東京在住の方からの漢方相談のお問い合わせは頻繁である。 当方は本州の西端であるにも拘らず。 1日に複数のお問い合わせがあったこともある。 めずらしくここ数日ないので、ホットしている。 いずれも一度は来局頂かないことには、どうしようも出来ません、とお答えしてのお断りである。 これが、一度でも來局されておられれば、後は遠方ゆえ、お電話での御相談により漢方薬をお送りすることも出来るが、最初から電話相談だけで漢方薬を販売することはできない。 西洋医学治療でも困難を極めたような疾患が、お電話のご相談だけで簡単に適切な漢方薬がアドバイスできるはずがない。 若い頃には、手柄を立てたさに行ったこともあるが、ことほど左様にうまくいかなかった。 一度来られているか来られていないかによって、漢方薬のピント合わせには、雲泥の差が出ることが多い。 それに、遠方でも一度はやって来られる情熱がなければ、お互いにうまくゆかないことが多い。 お互いに無駄なことはなるべく避けたほうが良いと思う。 当方では、どんなに遠方から来られた場合でも、最初は10日から15日分程度しかお出ししない。まれに20日分ということがあるくらいで、ほとんどが10〜15日分である。 それくらいあれば、どんな疾患でも、わずかでも反応があるものなのだ。 無反応であれば、まだピントがしっかり合っていない証拠だから、早速微調整となる。 これらの機微をどうしても理解してもらえない人もあるが、その場合はあらかじめお断りしていることのほうが多い。
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