直接来局の方、あるいは電話のお問合せで、漢方薬販売をお断りした事例集

2005年 12月 12日 の記事 (1件)


これまで小児科にかかり、ステロイドを一切使用しない食事療法で効果なく、漢方治療を求めて来局された若いご夫婦と赤ちゃん。

その療法は、成長を妨げるのでまずいかも知れませんよ、ということで、
しかしながら、漢方薬の服用はとても無理だろうからと、開業しておられる皮膚科を御紹介する。

正しいステロイドの使用をすれば、決して恐くはないことを説明しかつ説得し、漢方系の中医学専門の医師が書かれたステロイドの使用方法の一部のコピーをお渡しする。

御紹介した皮膚科の先生にも一部をお渡しするようにと2部を差し上げる。

大人になっても、もしも治っていなかったら、いつでも御相談に応じるから。
といっても、小生が生きていればの話ですすがネっと冗談を言えるくらい、よく事情を納得してもらえた。

小児科で治らなければ、矢張りアトピー性皮膚炎は、専門は皮膚科ですよ、というとだ。

小生の薬局では、例によって子供さんは、御両親が漢方薬の愛用者で無い限りはお断りしているが、よく事情を納得してもらえた。

実際のところ、アトピー性皮膚炎でには正しいステロイド軟膏の使用方法を守る限りは、副作用の心配はほとんどないのである。
それには、皮膚科の先生の懇切丁寧な指導が必要であることは言うまでも無い。

ところで、これが成人のアトピー性皮膚炎であれば、ご本人が漢方薬に賭ける熱意がある限りは御相談に応じるし、実際に過去にもかなりの実績がある。
重症者であっても、初期はステロイド軟膏と併用することがあっても、そのうち次第に減量して、最終的には漢方薬類だけで解決できるようになるものである。
2005 12/12 18:49:54 | お断りの事例
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