直接来局の方、あるいは電話のお問合せで、漢方薬販売をお断りした事例集
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2005年 12月 27日 の記事 (3件)
薬局に直接来られた方で、膀胱炎に効く×××ジュース(サプリメント類らしい?)はありませんか、と女性薬剤師に問うている。
小生は直接来局したことのあるかなり遠方の新人さんで、その後の経過のご報告の応対で電話に出ている最中だった。
サプリメント類らしきそのジュースなるもの、どうどうと効能をうたって売られているのかどうかは知らないが、「膀胱炎に効く」とおっしゃる。
当方の専門の漢方薬を求めるわけでもないし、常連さんや新人の患者さん達の出入りの激しい午前中のことである。
当方は漢方薬の専門薬局ですから、当然ありませんよとお断りするのにも一苦労。
このような年の暮れの忙しい時に限って、漢方専門薬局の仕事の能率を奪うかのようなお問合せが増えるのはどうしてだろうか?
実に不思議でならない。
地元では遊び半分の方はお断りで有名?な薬局であるはずだが、それでもこの調子である。
膀胱炎くらい、多くは猪苓湯で治るものだが、漢方薬を求めに来るならともかく、サプリメントで膀胱炎を治したいとおっしゃるのだから、まったくお話にならない!
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「申し訳ありませんね〜、その程度のご相談ならお近くの薬局でご相談下さいネ」
何と、随分な薬局だな〜〜と、あきれ声で電話のやり取りは終了。
この年末、難病相談の新人の方が増えており、漢方専門薬局でなければというものでなければ、ほとんどが丁重にお断りである。
29日を最後に、来年は5日からの開局だから、忙しい。 上記のような電話相談では、当然のようにお断りせざるを得ないのである。
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タイトルのような御質問のお電話。
「もちろんありますが、お医者さんの診断名は何なのですか?」
××(注:臓器の特定の名前)のムニャムニャムニャ〜〜〜
で、はっきりとは覚えておられない。
「漢方的な体質によって、貴方に適切な漢方薬の配合というのは、電話で簡単にお答えできるような安易なものではありませんので、よくお医者様と御相談されて・・・・・・・」
要するに、お気楽に漢方薬を考えるべきではないこと、しっかりと西洋医学治療を経て、それからのことにすべきだとお答えして安易な御質問には、やや厳しいお返事でお断り。
第一、お宅には血栓を溶かす漢方薬はあるのですか?という御質問自体は仕方ないにしても、ご自分のご病気の診断名も定かに記憶できない方には・・・・
いや?もしかしてご本人の病気ではなく、身内や家族、あるいは友人の疾患の相談のつもりだったりして???
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