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会社はデスクワークに入った。 自分の前の席には一年先輩が座っている。 おもしろい人で、しょっちゅう人をからかったりしているが、大学院出で、国際部門を担当。有機認証とかも担当。かなり賢い人だと思う。それをまだ実感していないけれども。
先輩が話し掛けてきてくれると、必ず面白いことを言ってしまう。始めは躊躇して言わなかったり、言ったとしても先輩側が、「え」って顔してたりしてたが、最近では、オブラートに包まず直球で変なことを言っても、先輩は笑ってくれるのでOKだ。 今日先輩は変顔を見せてくれた。うゎお、ウケルぜ。
といっても、あの方はマニアック星人とみた。色んな本、音楽に精通しているようだし、こだわるし、実家はよいとこの出なんじゃないかと、勝手な想像。
といっても、秘密は握られたくないので教えません。先輩もきいても「それはいえません。ぷぷ」(この、「ぷぷ」ってところがポイント)といって教えてくれません。
「兎屋さんが教えてくれたら教えてあげます」 などと、取引があります。
こういうときに、ポーカーフェイスでいられるとよいのにねと思います。
とにかく、面白い人がまわりにいて、とりあえず、おいらのネタを分かってくれるとしたら、それはよいことである。
でも、先輩に秘密を暴かれると、素の自分が情けない存在になっていくので、先輩と比較するととても小さな存在になってしまうから、もう、潮時です。隠せません、私はダメ人間だってことです。
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