第三段

2006年 08月 03日 の記事 (1件)


村上春樹を読むのは二回目だった。
不可解で私の頭では理解できないこともあったが、そのふわふわとした世界観は私の心を大きく癒した。

7月18日
蔦谷でその本を手にする。

7月19日
雨の日の車内でよみ耽る

7月29日ー30日
実家に帰ってちょっと読む。

31日 食事をとるのも忘れて読む。

1日 いやなことがあって、食欲はなかったが読欲はあった。
   ここで上巻読み終わる。すぐに本屋へいき、買う。読む。

2日 食事を作る気はもうなく、そこには読欲しかなかった。

3日 とりあえず、読む。そして一日中に気にかけていた物語のラストを知り、落ち着く。安らかな気持ちになって癒された。

回り道してもいいんだなっていうか、回り道こそが大事なんだなって思うのと、日常生活で表面的にしかとらえていなかったことが沢山あるなって思った。真実を追い求めること、真実に直面する勇気、というか、真実に立ち向かえる力、真実がつきたてられた後の打撃などによる影響、を支えるだけの力、を想った。主人公のその力を、客観的距離からではあるが、そのような力を現にもつ人がいること、を、その大切さを受け止めた。

あるいみ頑固であってよいのだと思った。意志を貫いたってよいんだってこと。なよなよと、ふらふらと、愚弄だ。愚かだ。みっともない。恥ずべき生き方だ。

ま、現にはわかっちゃいるけどやめられないけども。

でも、そんな風に思えたのだから、もたらしてもらえたのだから、いい作品だったのだろう。またすぐに彼の世界に浸ることは、疲れてしまいそうだけど、コテンやミーハー系とか実用書とかを巡ったら、また村春読んでみようかなー。

食欲が少し出てきた。色んなことにケリをつけたい。


明日は明日でチョットある。
明後日はしあさってはどうしようか、高原へ登るか考える。
ガソリンの高騰のことを考える。軽自動車と高原の急勾配について考える。1人で行ったときのことを考える。OBヅラについて考える。うざいOBについて考える。信誉のことを想う。食事について考える。後輩への返信について考える。n氏の態度について考える。帰りのことを考える ・・・

そして、去年のできごとだとは思えないほどはるか遠い白根山と軽井沢を思い出す。破格のペンションという素晴らしい宿泊施設。美味しい食事と大量の肉、リフト、高すぎる山、小さすぎる下界。路上に転がり星を見上げたこと、そして警察がまわってきたこと、その笑えるギャップ。そして友人たちのもどかしい恋。

軽井沢にもう一度行きたい。
2006 08/03 22:22:41 | 雑記 | Comment(0)
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