直接来局の方、あるいは電話のお問合せで、漢方薬販売をお断りした事例集
「インターネットで見たんですが、漢方薬を送って欲しいのですが・・・」
というお電話。

応対に出た女性薬剤師の、一度は直接来て頂かないことにはお送り出来ませんというお返事に対して、

「病名は分かっているんですが、坐骨神経痛です」

というお返事に、たとえ病名が分かっていても、漢方薬は体質と自覚症状などによって合う薬が異なりますので、無理なんですよ、ということで素直に引き下がられた。

わざわざ近畿地方から坐骨神経痛くらいで、と思ってしまうが、実際の所、漢方のかなり得意分野でもある。

手術を宣告された方達、何人を助けたことか!

顕著な例では、拳銃をぶら下げられないほどの重度の坐骨神経痛で、手術寸前の入院中に抜け出てやってこられた警察官を、かなりな短期間で回復して、手術を免れたこともあった。

その方が10年ぶりに再発して、前回と同様の方剤をお出ししたところ、まったく効かない。

あらためて綿密な弁証論治によって、比較的単純な方剤で回復された。

前回ほどの重症ではなかったのと、同一の人でも経時的変化というものがあって当然である。

坐骨神経痛の苦痛に、自殺まで考えた人も2名救っている。

話がそれてしまったが、このように坐骨神経痛レベルなら、地元の漢方専門薬局でも十分に可能だと思うのだが、このお電話の前には、日本の先端部分の超遠方の方からのお問い合わせもあった。

多少難病系のものであったが、応対に出た女性薬剤師の詳しい話を聞けば、直ぐに根治は無理でも、葛根湯と六味丸の合方が直ぐに思い浮かぶような内容であったが、実際には直接来られてみないことには、憶測だけでは判断、出来かねる。

この方にしてもインターネットで見つけたと言われていたが、他にも九州の漢方専門店を見つけて、どちらに行くか迷われている風だったそうだ。

それにしても、遠方ばかりを探さず、もっとご近所にはないのだろうか?

とは言え、直接来られる意気込みがおありだから、当方のHPの内容をしっかり読まれている証拠だろう。

ところが、最初の坐骨神経痛のかたは、HPを読んだので電話をかけていると言われたそうだが、大事な部分を読まれてない証拠に、当方に対してのっけから漢方薬を送って欲しいというのだから、本当にどこを読まれたのか信じられない。
文字通り、見ただけなのだろう。読んでないはずだ。

おtっとと、またまたdoku舌がはじまりかけたので、この辺でやめておきたい。
2006 01/23 21:07:19 | お断りの事例
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