直接来局の方、あるいは電話のお問合せで、漢方薬販売をお断りした事例集
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漢方専門薬局を開設以来、常に絶えないのがキノコの鑑定依頼である。
昨日の月曜日も、ご相談者が一名、準常連さんからの御問合せのお電話も入っている最中に、小さなキノコの乾燥物を持参された3人組みのご訪問者が闖入。
応対に出た女性薬剤師は、キノコの鑑定は専門外だからお門違いであることを述べて、丁重にお断りするにも関わらず、飲用方法を教えてくれと、とんでもない要求を出される三人組である。
小生は準常連さんの電話の応対に忙しくて幸いであった。
お気の毒なのは一人おとなしく待たれているご相談途中で中断された常連さんである。
薬局開設以来、キノコ類の鑑定依頼に直接訪れる方がほんとうに絶えない。
その半数以上は、それを当方で引き取って欲しい、つまり、買ってほしいという目的で訪れる人達なのである。
何を考えられているのやら、薬剤師の資格を持つ薬局が、そのような一般の方が持参するわけのわからないシロモノを買い取るわけがない。
このようなありがた迷惑なストレンジャーは、当方の貴重な時間を不必要に奪い取り、常連さんたちと違ってまったく遠慮会釈がない分、クワバラクワバラなのである。
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