今回は、長岡郡大豊町にある「
杉の大杉」です。
推定樹齢3,000年の巨木で、南大杉・北大杉と呼ばれる二株の大杉からなっており、別名「
夫婦杉」と呼ばれています。
かつて、
68mの樹高で日本一の高さを誇っていた南大杉も、台風による被害で最頂部が折れてしまいました。
それでも、現在の樹高は約60m!
根元の周囲は約20mあり、屋久島の縄文杉が発見される前までは、高さのみならず、その大きさも日本一を誇っていました。
北大杉も樹高約57m、根元の周囲は約16.5m!
まさに、
日本有数の大杉なのです! <legend></legend>
「
杉の大杉」がある「
八坂神社」
「
南大杉」 どうです?大きいでしょ!?
『
日本の巨樹・巨木』というHPをご覧になってください。
http://www.kyoboku.com/47/kouchi/sugi.html このHPは「高橋弘」さんという方が、日本中の巨樹・巨木を訪問し(その数は、約2,200本にものぼるそうです!)、写真撮影して解説・紹介をされています。
いや〜、嬉しいことを書いてくれていますね!
ちなみに、私が住んでいる南国市には、こんな変わった杉もあります。
http://www.kyoboku.com/47/kouchi/kuwa.html その「
杉の大杉」のある八坂神社の境内に、「
日本一の自然石・恵比寿」を見つけました。
自然石でできた恵比寿像の中で、
大きさが日本一だということです。
自然石・恵比寿像
皆さん、日本一の歌謡界の女王
美空ひばりさんをご存じですよね?!
彼女が9歳でデビューして間もない頃、まだ「
美空和枝」の芸名で地方巡業している途中で、「
杉の大杉」がある大豊町で事故に遭いました。
九死に一生を得た彼女は、一ヶ月半の療養後、町内の八坂神社にある「
杉の大杉」に
「日本一の歌手になれますように...」と願をかけました。
帰京後、文字通り日本一のスターへの道を歩んだひばりさんは、14歳の時に、事故当時お世話になった方々への挨拶をかねて大豊町を訪れ、
日本一の誓いも新たに「杉の大杉」に参拝したのです。 その後、
昭和の歌謡史に大きな足跡を残した「美空ひばり」さんは、平成元年、日本中のファンに惜しまれながらこの世を去りました。 大豊町では、「
美空ひばりゆかりの地」として、
その業績を讃え、平成5年5月に「杉の大杉」の隣りに「大杉の苑」を整備し、遺影碑と歌碑を建立しました。 遺影碑 歌碑