日本勢がメダルたった1個しか取れなかったオリンピックに対し、パラリンピックはなかなか好調ですね。
大会3日目終了時点で、金銀銅1個ずつ、合計3個獲得は立派じゃないですか。
オリンピックと違って連日のテレビ放映もないし、地味に開催されているようでも、選手達は一生懸命頑張っています。
元々、パラリンピックは「戦場で負傷した軍人のリハビリとして」の理念で始まり、現在は身体障害者の競技大会として行われています。
中にはかなり重度の障害を持って出場する選手も数多くいます。
しかし、競技が始まると、どの選手もとてもハンディキャップがあるとは思えないほどの身体能力を見せてくれ、ごく普通のスポーツ大会として見入ってしまいます。
私がパラリンピックを意識的に見るようになったのは、2000年のシドニー開催の時でした。
私事で申し訳ないんですが、2000年の秋にハネムーンでオーストラリアに行くことになり、ちょうどパラリンピック開催の時期にシドニーに2泊することができたのです。
シドニー到着の時点では、失礼ながらそんなものに興味はなく、それよりもオリンピック会場や高橋尚子さんがマラソンで走ったコースなどを観光したり、ごく普通の観光をしたりして楽しんでいました。
ところが1日目に欲張りすぎて、めぼしい観光名所にはほとんど行ってしまったため、2日目にすることがなくなりました。
それで都心部で買い物などの自由行動をしていたら、たまたま近くでパラリンピックの何かのパレードがある、との情報を入手。
ディズニーランドのパレード見物のように、人だかりができている沿道にとりあえず場所を取り、少し待ちました。
それは、選手団によるアットホームなパレードでした。
大会は締めくくりに近い時期だったので、空き時間を利用して行われたのか、閉会式の意味合いもあったのか、定かではなかったけど大変楽しそうでした。
トリノオリンピック閉会式の屋外版みたいな感じでしょうか。
どの選手の表情も、本当にいきいきとしています。
帰国後にネットなどで調べたけど、結局どういう趣旨のパレードかはわからずじまいで、それでも私の人生史上2回目の洋行の思い出として印象深い出来事となりました。
それ以来、なんとなく気になって、パラリンピックも見るようになったのです。
パラリンピックには、開催上の問題点も多くあると聞きます。
高性能の義足や車椅子は貧しい国では持てないから、先進国が有利になるという現状。
同じく、貧しい国では障害者を選手として強化するよりは、そのお金で病院や施設を建てるべきという批判がある現状。
また、シドニーでは、障害がないのに障害者として出場し、メダリストになったインチキ選手がいました。
いろいろ改善すべき点はあるかと思うのですが、私は基本的には開催してほしいと思います。
障害者スポーツの発展、人権意識の向上のためにも。
今日の小梅報告★
目的地の宮城県に到着、現在帰路。
今日のおすすめ★トリスタフラワー
プリザーブドフラワーは造花でも生花でもない新しいタイプの花。