私ひとりだけが楽しいブログ
湿っぽいタイトルですみません。
生徒のおじいちゃんが、亡くなりました。
98歳で、天寿を全うされました。

カテキョをしていると、マンツーマンなので生徒とは大変親しくなれます。
親の年齢の方が近い昨今、親とも親しくはなれますが、カテキョと接触したがらない親も少なからずいるので、単に雇われているだけという感じの間柄も、中にはあります。
ましてやおじいちゃんおばあちゃんなど、面識すらない、あるいはお互いの存在すら不明の場合が大半です。

そんな中、そのおじいちゃんは大変フレンドリーに接触してくれた奇特な方でした。
生徒は家から遠い私立学校に通っているため、私が訪問してもごくまれに帰宅していないことがあるんですが、そんな時に、多忙な親に替わって率先して話し相手になってくれていたのです。
待っとる間が暇じゃろう、などと言って、ご自分のことを語られたり、私の近況を尋ねてくれたり。

タクシーや美容院などでは、私はどちらかというと構われるのがイヤで、話しかけてくる従業員がウザかったりして苦手なのですが、おじいちゃんと語り合うのは私にとってとても楽しく、指導時間が終わったあともなんだかんだと話をして帰宅が遅くなることもたびたびでした。

原爆投下の時、広島名物のチンチン電車内で被爆、何が起こったのかわからなかったにもかかわらず、空腹だったので目の前の死体が持っていたかばんから弁当を出して食べたという武勇伝を持つタフなおじいちゃん。
病に倒れたのは今年の1月、わずか2ヶ月の入院で不帰の客となってしまいました。

私自身には、おじいちゃんがいません。
両親ともに母子家庭の出身なので、自分が生まれた時からおじいちゃんは存在せず、いわゆる「祖父」の感覚というものを知りませんし、高齢の男性と会話した経験もありませんでした。
しかし、このおじいちゃんのおかげで、週に1回という対面間隔ではありましたが、祖父というものを疑似体験させていただいたという自己満足があります。
本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。

ご冥福をお祈りします・・・と言いたいところですが、葬儀は13日、お別れはその時まで取っておこうと思います。
お別れは言わず、お礼ばっかりになるかもしれませんが。

今日の小梅報告★
餌を3回連続で与えたあと飛ばしました。
行き先は宮城県宮城郡松島町「瑞巌寺」だそうです。

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2006 03/11 23:58:44 | 日々雑言 | Comment(0)
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