私ひとりだけが楽しいブログ
やっと読みました。麒麟田村の本。


読み始めたら、止まりませんでした。
巧妙な文章でもなく、ハイレベルなセンスもありませんが、そのぶんさらっと読めて面白かったです。

最初は、単なる不幸自慢だと思って侮っていましたが、読み進むにつれ田村氏のまっすぐな人間性が垣間見え、よくぞこんなに極貧な中で真人間になったもんだと感心しました。
犯罪者になっていても全然おかしくないし、自殺したって不思議ではありません。
逆境の中で本当に大切なものは、人の絆・・・ということを改めて学習させられる本でした。
お金はなくても、家族や友人など多くのよき人々に支えられて生きられれば、道は外さないのですね。

逆に考えれば、道を外す人は「人に恵まれない人」なんだなと。
現在のヤフーニュースの見出しには「大規模テロ」「娘殺しの母親」「力士が盗み」「収賄容疑」「覚せい剤所持」などなど、殺伐としたキーワードが並んでいますが、話題の中心に見えるのは人に必要とされなかった哀れな方々。
愛されず、叱られもせず、外しても修正してもらえなかった惨めな方々・・・悪人に同情したらいけないですが、気の毒ではあります。

現在、旦那のコレステロール値を下げるため、肉抜き根菜で晩飯を作っており、それに付き合ってる食いしん坊の私は空腹で熟睡できなかったりすることがあるんですが(笑)、そんなのはっきり言って比ではない「1日300円生活」。
約半年、常に空腹だったという田村少年。
それが成長期の高校時代だというから、想像を絶する恐怖です。
普通に家があって、普通にご飯が食べられる、それだけでなんと幸せなことでしょう。

でも私「味の向こう側」は彼より先に体験しましたよ!
小学生の時です。
いや単に、風邪で喉が痛すぎてご飯が飲み込めず、ずっと噛んでいたらやけに甘くおいしく感じただけですが・・・。
久しぶりに、体験してみたくなりましたね。

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現在の売れ筋ランキングがわかります。
田村氏の本は3位にランクイン・・・さすがです。
2007 11/12 23:59:52 | 趣味 | Comment(0)
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