近所のじいちゃんが、また大根をくれました。
無農薬なので時々ナメクジやイモムシがついてることもあり、多少キモくはありますがそれは健康な野菜の証拠。
じいちゃん、いつもありがとう。
いつもとてもおいしいですよ。

毎朝早くから、畑に出るのが楽しみだというじいちゃん。
とても元気はつらつですが、なんと今年91歳になるそうな。
もう20歳くらい若いと思ってました。
血色よく、足腰も曲がっていず、言葉もハキハキしている爽やかで優しいじいちゃん。

私の母方のばあちゃん（94歳で亡くなりました）も元気で優しかったですが、そんなお年寄りになれるならぜひ、長生きしてみたいと思います。
ボケたり健康を害したりして家族のお荷物になり、無駄にお金だけ費やして迷惑をかけながら長生きいうのはイヤですが、世の中の大半のお年寄りが実際にはそうなんですよね・・・。

うちの近くには、いわゆる老人ホームもあります。
毎日のように誰かが脱走しただの徘徊してるだの、やたら大騒ぎしてるんですが、騒がれる本人達に全く自覚がないってのがなんとも悲しくていけません。
しかも騒がれる本人達の大半が、元気に野菜作りに精出すじいちゃんよりも若いという事実も。
世の中って分かりません。

じいちゃん、毎日早起きはしんどうない？
畑仕事はしんどうない？
私の野暮な質問にも、じいちゃんは笑顔でこたえます。
「畑仕事はのう、やりだしたらやめられんほどおもしろうてはまるんじゃ！あんたもやってみんさいや、わかるけん」
そういえば、盆栽や花作りが趣味の伯父もそんな感じのこと言ってたよなぁ・・・植物ってすばらしいですね。
育成や収穫の喜びだけじゃなく、なんらかのパワーをくれているんでしょうね。

私も中学生くらいの頃、農業従事に憧れました。
といっても家の周りはミカン畑だらけだったので、ミカン農家には憧れず、アメリカの広大なトウモロコシ畑でバイクに乗りながらの畑仕事・・・みたいな農業。
当時の映画か何かの影響だったと思いますが忘れました。
じいちゃんの畑も、うちの近所の規模で考えればかなり広く、狭苦しい土地にいろんな野菜がひしめき合う農業ではありません。
広々とした畑をのびのびと使った、私が昔憧れた農業に近いものがあります。

旦那が転勤族じゃなくなったら、ぜひ雇ってほしいです。
それまでじいちゃん、元気で頑張っててください。
じいちゃんならあと20年は現役です！

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