私ひとりだけが楽しいブログ

2005年 10月 13日 の記事 (1件)


うちから徒歩5分のところに、大学があります。
うちは広島市の高台にあり、車があればどこでも行けますが、徒歩圏内には住宅地のみで店などはあまりありません。
それでよく、この大学のコンビニや銀行ATM、時には学食や図書館も利用したりするのですが、学園祭準備に追われる実行委員会らしき学生さんの忙しい姿をよく目にする季節になりました。

私、この雰囲気が大好きです。
学園祭や準備風景も好きですが、大学そのものの雰囲気ってすごく好きですね。
現役引退してかなりの年数が経ってしまっているけど、それでも大した違和感なく抵抗もなく構内に足を踏み入れられます。
高校や中学だと、卒業後たったの数年でも、足を踏み入れた瞬間に完全に自分の存在が浮いてしまいますが、大学にはそれがありません。

自分の大学生活を思い返すと、それはそれは楽しい日々でした。
社会人になって間もない頃は、大学時代はなんて無駄に時間を使えていたんだろう(使っていた、じゃないです)などと思い、徒然なる幸せなるものを懐かしんでいたりしました。
そう、時間を無駄に使える幸せ。
日本の社会人にはなかなかありえないことです。

私の行っていた大学は偏差値は高くないけど課題などがかなり厳しく、提出前は寝られない日々を過ごしました。
奨学金を受けていた私は全優に近い成績を維持しなければならず、「かやまゆうぞう」「ふうりんかざん」※など、もってのほかでした。
生活のため、アルバイトにも精を出しました。
それでも、社会人と比べると徒然なる日々を満喫していました。


かやまゆうぞう=可山優三
「可」が山のようにあり、「優」が2〜3ある成績表
ふうりんかざん=不林可山
「不可」が林のごとく、「可」が山のごとくある成績表
・・・今の大学生は使わないと思われるので一応説明。

しかしながら、今になって時々大学に足を運び、見かける学生さんたちに当時の自分の面影?を重ねつつ思うことは、無駄に過ごしていたと思われる時間は決して無駄ではなかったのだということです。
ダラダラと過ごしていたようで、ちゃんと充実していたからこそ、楽しかった、行って本当に良かったと、今になって思えるのでしょう。
もし充実していなかったら、行くんじゃなかった、時間がもったいなかった、と、後悔しか残っていないことでしょう。

現在、高校生の受験指導などをしていて「勉強がつらい、大学受験をやめたい」などというボヤキもたまに聞きます。
でも私は、大学に行ける状況にある人はなるべく行くべきだと思います。
お金がない人は、私のように奨学金を受ければ行けます。
目標がない人は、それこそまだ社会に出るのは早すぎます。
成績がない人は、死にもの狂いでやれば何とかなります。
家庭事情などでどうにもならない人は気の毒ですが、そういう人も事情がいつか落ち着いたら行くべきです。
大学で得る社会性、知識、友達・・・みんな一生モノで、私の宝です。

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2005 10/13 22:37:06 | 日々雑言 | Comment(0)
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