祭りばっかりいく私は、また祭りに行ってきました。
広島三大祭のひとつ「胡子大祭」です。


わかりにくいですが、胡子神社の前でこまざらえを販売しているところです。

地元では「えべっさん」「えびす講」の名前で親しまれている、商売繁盛祈願のお祭りで、日本中から商売人の方々が集まってきます。
そして縁起物のこまざらえを屋台で買い、神社で祈祷をしてもらいます。
数年前、暴走族が卒業式をするお祭りとして、全国的に有名になったことがありますが、今年はそういえばそんなものは見かけなかったですね。
（昨年は横川駅というところに集合していたらしい・・・。）

3日かけて行われるんですが、私は毎年、最終日に行きます。
最終日が一番人が少なく、動きやすいのです。
このたびも最終日に行きまして、胡子神社の前だけはすごい混雑でしたが、本通り商店街やえびす通り商店街はスイスイと歩くことができました。
適度に賑わい、適度に自由に歩ける。
そのくらいの祭りが好きですね。
あまりスカスカだとかえって気まずいですから・・・。

こういう日になると思うんですが、なぜ広島市の神社は、どこも繁華街のすぐそばにあるのかかなり不思議です。
初詣で有名な護国神社は広島城の下ですが、官公庁が立ち並ぶ真っ只中に。
白神は商業施設やホテルに囲まれた大通りに。
胡子神社は商店街アーケードの真ん中、三越デパートの裏です。
神様と俗物がこんなにも奇妙に隣り合ってる街は珍しいんじゃないでしょうか。
神様がそれでいいなら構いませんが、確かめる術はありません。

その点、先日行ってきた宮島の厳島神社は、いかにも「神様の場所」という雰囲気です。
遠くから見れば、ですが。
近くで見るのも時期によってはいいのでしょうが、未だに台風で破壊された箇所の修繕をチンタラとやっている状態で、赤い鳥居と一緒に工事現場まで見えるのがなんとも。
神様は偉いけど、神様に家を立ててさしあげる人間はもっと偉いのかもと思うこの頃です。

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