私ひとりだけが楽しいブログ

2005年 11月 25日 の記事 (1件)


今日、指導中に生徒との会話で、プラネタリウムの話題が出ました。

私が初めてプラネタリウムに行ったのは、かなり遅い年齢でして20歳の時です。
当時大阪在住で、大阪の夜空に星が少ないのを寂しく思い、行くことになりました。
ところが、大阪の夜空よりはマシですが、星が少ないのです。
たったこれだけ?
人工の夜空なのに?
そんなことを考えつつ、決して安くはない入場料に腹が立ったのを覚えています。

しかし一緒に行った友人は言いました。
「星、多うてきれいやったね〜」
はぁ?たったあれだけでか??
そんなもん?
・・・そんなもんですね、都会の夜空に慣れた人なら。

私の故郷は秘境です。
タダでさえ秘境の因島市の中でも、最も秘境の部分です。
秘境の夜空は、まさに満天の星。

現在視力1.5の私、幼い頃は計測2.0でしたが、実際にはもっと良かったのです。
昼間でも、金星がはっきりと見えていました。
上空を飛ぶ飛行機の「JAL」などの文字も、見えていました。
私だけがそんなのじゃなく、友達もみんなそんな感じ。
周りを遮るものが少ない秘境では、子供の視力は抜群に良いのです。
満天の夜空の中に、余裕で六等星も見えていました。

ところが大阪の空には、六等星どころか五等も四等も見えず、私は視力が落ちてしまったのかと思いました。
友人に聞くと、大阪の夜空ではそんなもん、とのこと。
空気もきれいでなく、街の灯りも多いのだから当然ですが、それにしても星が少なすぎる。
その後プラネタリウム初体験に至り、都会育ちと秘境育ちのギャップ認識を新たにしたわけです。

で、生徒との会話です。
私の現在の生徒は全員、広島市出身です。
秘境育ちの私とは、本物の夜空に対する思いもプラネタリウムに対する思いもギャップがあります。
生徒が言うには、広島市唯一のプラネタリウム「広島市こども文化科学館」には、先日最新鋭の機械が導入されたのでおそらくがっかりはしないだろう、とのこと。
本当ですか。以前がっかりしましたが。
本当なら、イベントなどを調べて、近々行ってみたいですね。

だけどきっと、秘境の夜空よりも星は少ないんでしょうねぇ。
私、視力1.5に落ちた今でも、秘境では六等星が見えます・・・ギリギリですが。
2005 11/25 23:53:54 | 日々雑言 | Comment(0)
Powerd by バンコム ブログ バニー