福山には結構多くのアマチュアミュージシャンがいて、駅前や地下道などで歌っているのをよく見かけます。
明日のデビューを夢見て、道行く人々に音楽を聞かせている彼ら･･･実力について？？？な方々もいることはいるんですが、みんな頑張っているので応援したくなりますね。
中には固定ファンがちゃんとつき、いつも多くのギャラリーに囲まれている実力派もいるみたいです。

福山のストリートミュージシャンは、大半が駅周辺で活動します。
駐車場のような場所で歌ってる方々もいます。
不特定多数の人々に聴いてもらえて、時には足を止めてもらえて、なおかつ迷惑にならない場所･･･というと、選ぶのが本当に大変だと思います。
今日、すごい場所で歌っている方々を見ました！

すごい場所とは、いわゆる河川敷道路沿いです。
車の通りはものすごく多いけど、歩行者は限りなくゼロに近い場所です。
私も例外なく車で走行中に見かけました。
その場所には信号などもないので、当然「待ち」もなく、ただ通りすがりに一瞬「見た」だけでした。
若い女性の2人組だったと思います。
マイクを使ってましたし、ギターや音響なども一応あったのでミュージシャンであることは間違いないでしょうが、当然音楽なんて聴こえやしません。

こんな場所で持ち歌を披露する意味が、果たしてあるのか？
誰も聴かないし、見るのも一瞬だけです。
ただ演奏している姿を少し、見られるだけです。

あとでよく考えたんですが、あれは「披露」じゃなく「練習」だったのかもしれません。
貧しくてスタジオは借りられない、家や公園などで練習すれば近所迷惑になる、かといってまだ人前で演奏するには技術が足りない･･･ということで、車だけが通る河川敷を使えば姿は見られちゃうけど音までは聴かれない、ということなのでしょうか。
だとしたら、なんと涙ぐましい活動でしょう。

彼女達が1日も早く、福山のストリートで堂々と演奏できる時が来ることを願わずにはいられません。
そしてストリートを通り越し、ライブハウスやイベントで姿を見られるようになればなお良し。
さらにそれらも通り越し、テレビやラジオで曲が流れるようになればなお良し。
先のことは分からずとも、夢は大きく持っていてほしい、と思います。

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