私ひとりだけが楽しいブログ

2008年 05月 06日 の記事 (1件)


「次、無いんだよ」
鈴木亜久里氏がF1ドライバーを引退する時に言った名言です。
日本GPで大クラッシュして救急車で運ばれ、なんとか怪我が治って会見、インタビューの人に「今回残念でしたが、次は頑張ってください!」と言われた時発せられたこのセリフは衝撃でした。
そしてまた今日、同じような発言があったわけで。
今度はドライバーとしてではなく、チーム運営者として。

オフシーズンじゃなく、シーズン真っ盛りの時期に「撤退」したチームは今までにもたくさんありました。
どのチームも、結局のところ資金難が原因でした。
そしてどのチームも、まともなマシンを完成させることすらままならず、志半ばで去っていきました。
運営開始からなんとなく存在が危ぶまれていたから、ある程度の覚悟はしていたんですが、日本で生まれた日本のチームがそんなことになったのは本当に残念です。

鈴木亜久里氏はよく頑張ったので、それに関してとやかくは言いません。
しかし、ホンダ!ありゃなんですか。
撤退会見に来てなかったらしいじゃないですか。
設立会見には来てたんだから、終焉も見届けるのが筋でしょう。
そんな薄情だったのかホンダ。
なんとか言ってよ、バトン様(は関係ないか)。

よく考えたら、佐藤琢磨をクビにした時点で、ホンダには血も涙もなかったんですね。
で、日本のチームが日本人ドライバーを追い出したら体裁が悪いから、亜久里氏に後を任せたんですね。
会見の亜久里氏、涙を流しながらも淡々と語って頭を下げてましたが、F1ファンになら判ったはず。
おそらくニック・フライ氏(BARホンダ代表)に対して相当頭に来てるであろうことが。

夢は簡単には叶わない。
弱者は強者に絶対勝てない。
努力をしても無駄。
とにかくお金が全て。
F1とは、そういうミもフタもない世界です。
そんな世界と知りつつ、サムライ亜久里氏は挑戦したのです。
ポイントを獲っただけでも、万々歳だったのです。
アロンソをぶっこ抜いたあのシーンは最高でした。
将来性など感じなかったけど、妙にわくわくしたものでした。

亜久里氏には、本当にお疲れ様でした。
しかし琢磨とデビッドソンはどうなるのでしょう。
どちらも、いい車で走れば成績は残せるドライバーですし、適切なシートを得て欲しいと思うんですが・・・。
琢磨が走らないと、この秋の日本GPのチケットをすでに持ってる人の大半は怒りますよ。
私はどうも行けそうにないんで持ってないですが(泣)。

チームは消えてもドライバーには、次がありますように。

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2008 05/06 23:59:34 | F1グランプリ | Comment(0)
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