私ひとりだけが楽しいブログ

2008年 11月 04日 の記事 (1件)


小室氏が逮捕されて、そのニュースばっかりやってます。
アメリカ大統領選挙と同じくらい扱いがでかいので、やっぱりこの方は時代の寵児だったんだなぁと思います。
私も大ファンとは行かないけど、カラオケではいろいろ歌わせてもらったし、好きな歌も結構あるので残念に思います。

詐欺の動機は、まあ、とりあえずお金いっぱい欲しかった、ってことに決まってまして、彼の女癖や浪費癖に関してはそれほど興味はないんですが、私は別の観点から「堕ちた奴」と認識し残念でなりません。

私は何度か書きましたが、学生の頃は作家になりたかったんです。
高校生の頃から読書をしまくり、書評や懸賞論文を書き、そういう類の大学に進み、作家には実際にはならなかったけど作品はいっぱいあります。
大学の課題で書いたもの、懸賞論文として書いたもの、単なる趣味で書いたもの、大学や友人の力を借りて自費出版したものなど、それはそれはいっぱいあります。

はっきり言って、他人が読んでもツマラン作品ばっかりです。
あまり他人を喜ばせようと思って作ってないからそれでもいいんですが、大半がお見せするのも恥ずかしい作品です。
賞金を得たものや、教授に絶賛されたものも中にはありますが、所詮はマイナーレベルです。

だけど、1つ1つの作品は私にとって宝と言うべき財産なのです。

何が言いたいかといいますと。
そんなショボイ作品たちでさえ、私にとってはすごく大事なものであり、誰かに著作権を譲りたいなんてぇことは思ったことがありません。
5億円払うと言われたら、さすがに庶民の私はひるみますが(ありえませんね)、生活費レベルの金額だったら譲りたくはないです。
私なんかよりもはるかに世間に認められ、素晴らしい作品を世に出してきた小室氏が、生活費レベルの金額(小室氏にとって、です。庶民とは違いすぎるので)で著作権を売ろうとしていたなんて・・・あんたのプライドはどこに行った?って感じです。
実際には著作権は音楽出版社に譲渡されていたから詐欺になったわけですが、仮に小室氏が全ての著作権を持っていたとしても、それを「価値があるから買ってください」なんて他人に言っちゃうなんてプライドなさ過ぎるというか、コントのネタみたいじゃないですか。

いくらお金に困ったからって、それやるのか。
みんなに愛された作品の数々、小室氏本人は愛してなかったってことですか。
だったら悲しいですね。
プロデューサーとしての旬は終わってたけど、悠々自適で老後まで暮らせる程度のお金は十分あったでしょうに。
家賃350万の部屋と生活費800万の暮らしを手放すよりも、大事な作品を手放すほうがいいって考えた発想があまりにも悲しいです。
詐欺の罪を償って更生したとしても、その点は個人的にずっと悲しいです。
2008 11/04 23:59:44 | 日々雑言 | Comment(0)
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