朝起きたら、見慣れないものが布団の上から私を見下ろしていました。
通常ならありえないことですが、鳥が乗っかってました。
これぞまさに寝起きドッキリ。
心臓バクバクで目覚めてしまいました。

窓、開けっ放して寝ちゃったようです。
網戸も閉め忘れたようです。
私は暑がりなので、この時期はそういうことがままあります。
もっと暑くなったら扇風機回しっ放しですが。
さらに暑くなったらエアコンの出番ですが。
ただ、そういうことがままあるとはいえ、鳥に寝起きドッキリされたのは初めてです。
虫とかだったらよくありますけどね。

それにしても、鳥は逃げる気配なし。
抹茶色のきれいな小鳥です。
ウグイス？
それにしては大きいような。
田舎モンの私、ウグイスを間近で見る機会は今までにも結構ありましたが、こんなに人を恐れないのも珍しい。

約1時間、窓を開けたまま様子を見ました。
鳥はじっとしてはいなかったですが、飛び回るでもなく、鳴き叫ぶでもなく、そのへんをちょこちょこと歩く程度。
しばらくしたらベランダの手すりに乗っかったので、いよいよ飛び立つのかと思いきや、そのまま止まっています。
私はそのまま朝の身支度をしたり、朝食を食べたりしながら様子を伺っていました。

そしたら。
開け放たれた窓の向こうから、大声が聞こえました。

ねぇ、そーちゃんがおらんよ。
かごのふたが開いとったみたい。
部屋の中の、どっかにおらん？

そーちゃん…もしかして。
こいつのことっすか？
その後も会話に聞き耳を立てると、どうやら飼ってる鳥が脱走したような雰囲気…間違いない。
私は鳥をそーっと捕まえ、紙箱に入れて連れ出しました。

鳥の正体はウグイスなんかじゃなく、管理人さんが飼っている手乗り文鳥でした。
どうりで人馴れしてるわけですね。
しかも、窓を開放しておいても、ベランダまで出ても、遠くまで飛んでいかないわけですね。
そーちゃん、なぜか私の寝込みを襲いました（笑）とか言いながら管理人さんにお返ししたらびっくりしてました。
でもまあ、無事に帰れてよかったね、そーちゃん。
もう脱走すんなよ〜。

ところで。
そーちゃんって名前はもしや。
管理人さんは、一昨日書いたとおり、天谷の大ファンなのでもしや。
まあ、多分、間違いないと思う（爆）。
今度聞いてみよう。聞くまでもなかろうけど。

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