私ひとりだけが楽しいブログ

2011年 07月 25日 の記事 (1件)


私も含め多くの人達が夢中でアニメを観ていた、70〜80年代のいわゆるアニメブームの頃。
当時を代表するアニメ製作者のひとりである、芦田豊雄氏が23日に亡くなられたそうです…すごいショックです。
67歳とは早すぎます。
てか、この業界の人、みんな死ぬの早すぎ。
人々に夢を与えつつ、心身ともに容赦なくすり減らす…すごいハードな業界なんですね。

「北斗の拳」の、暴力的かつ哲学的な世界観が好きでした。
「ミンキーモモ」の、風刺の効いたメルヘンが好きでした。
「ワタル」の、お調子者なのに熱血な主人公が好きでした。
他にも、全くジャンル違うだろ!という作品を多く生み出し、大半が傑作と呼べるクオリティでした。
どれもとても面白かったです。

幼い頃、アニメはただ単に楽しむものでした。
作った人が誰なんだろう、なんてことを気にするようになったのは、芦田氏を知った頃からだったと思います。
それもそのはず、芦田氏は「アニメ業界人の地位向上を目指した」最初の人。
それまで縁の下で頑張っておられた製作業界の人々にスポットライトを当てるために尽力され、21世紀になってからついに「日本アニメーター・演出 協会」なるものを設立し、初代会長となられた方なのです。
今ではいろいろな業界人がテレビや雑誌に登場してるのも、芦田氏の功績なのですね。

個人的には「カリスマ」ということばを知ったのが芦田氏の著書からだった…と記憶しています。
ものすごい下品でシモネタ全開の著書だったけど、なんか当時の人生の指針になったといいますか、面白いだけじゃない何かがあったといいますか。
あの人、自分で自分をカリスマって言ってたんですよ…今思えば超思い上がりではないですか。
もちろん読んだ当時は「アニメって夢がいっぱいなのに、こんなエロいオッサン達が作ってるのか〜」くらいの感想しか持たなかったですが…いやぁ若さはバカさですから(汗)。

おととしは金田伊功氏(57歳)、去年は首藤剛志氏(61歳)、そして今年は芦田氏(67歳)。
私のアニメ史を支えた方々が次々に世を去っていきます。
しかも年若く…せめて20年後くらいでいいんじゃないかと思うほどの年齢です。
ご冥福をお祈り申し上げます。
芦田氏は大げさではなく、私のカリスマのひとりでした。

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2011 07/25 23:59:32 | 趣味 | Comment(0)
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