25日までに発送できるよう、年賀状を作りました。
売られてる年賀状作成ソフトなどはいつも使わず、自分で撮った干支動物の写真を載せたり、ホームページ用のフリー素材や自分で描いたイラストや筆文字を加工したりして作るので、PCを使うとはいえ結構時間はかかります。
オール手書きの頃に比べたら早いですがね。

そういえば今年6月に「プリントゴッコ」は販売が終わってしまいました…PCほどは画像はよくないけど、金や銀のインクが使えてかっこよくて好きだったんですよねー。

とにかく、年賀状ができたので、ハガキを買いにコンビニへ行きました。
いつも行くコンビニなんですが、見慣れない店員さんがいました。
年齢が50代の真ん中へんのおじさん、というフゼイでしたが「研修中」のプレートをつけておられました。

この店員が、とにかくレジがとろいのです。
私はすぐにハガキを買わず、雑誌の立ち読みなどをしていたんですが、わずかな間にレジにものすごい行列ができていました。
こりゃ、さっさと会計済まして帰ろう。
そう思って私も並びましたが、なかなか列は進みません。

そのうち、ガラの悪い客がキレました。
「はよせーや、タラタラすんなや！！」
すると、やっと別の店員が出てきて、もう1つのレジが開きました（そっちをはよせーや、と私は言いたい）。
別の店員はてきぱきとレジをこなし、キレた客の不満を受け流しつつ、列はどんどん短くなっていきました。

しかし相変わらず研修中のおじさんはどんくさく、しまいには新しく開いたレジのところに全員が並ぶという事態に。
そしたら今度は、てきぱき店員がおじさん店員に怒鳴りました。
「おまえはもうレジに居るな！おっても仕方ない！別の仕事やれ！」
おじさんは寂しげに、どこかに行ってしまいました…。

てきぱき店員は近所の大学生ってことは知ってるので、おじさん店員の息子くらいの年齢、ということになります。
そんな若い人から「おまえ呼ばわり」されたり、暴言で命令されたりするって、おじさんの心情はいかほどだったのでしょうか。
確かに、とろいレジは迷惑ですが、それ以上に切なくなりました。

おそらくおじさんは、何か別の業種で働き盛りだったのでしょう。
それなのにこの不況で、転職を余儀なくされたのでしょう。
年齢的に50も超えれば雇う企業も少なく、不本意ながらコンビニ店員となり、慣れないレジで客にキレられ、若い先輩になじられ…それでも家族を養うために働かざるを得ないから耐え続けているのでしょう。

たかだか年賀ハガキを買いに行って、そんな悲しい出来事を目の当たりにした私は、もっと自分の仕事を大切に考えなければと実感したのでした。
生徒の保護者のウダウダくらいで、ストレスを溜めていてはいかんと思いました。
今日もウダウダされて疲れましたが、あのおじさんに比べれば、したい仕事ができてる私は幸せです。
世界的な金融不安で、今後あのおじさんのようなコンビニ店員は増えると思われますが…なるべく温かく見守りたいものです。

「見守る」って観点がなんか上から目線ですね（笑）。
でも、いい表現が見つかりません。

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