福山在住の生徒のTちゃん、この春に小6になり、新しいクラスにも馴染んできました。
中学入試の準備も本格化してきました。
真面目な努力家なので、割と計画通りに学習も進んでおり、志望校受験に向けてやる気に燃えているところです。

このように、Tちゃんに関しては何も問題なし。
しかし、小3になったTちゃんの妹はかなり厳しい状態です。
女の子らしい性格で、ファッションやおしゃれに敏感、家事も得意で率先してお手伝いや弟の世話などもしていますが…とにかく勉強ができんのです。
2年生の3学期で「九九」が不完全、漢字もほとんど書けませんでした。
Tちゃんの「ついで」みたいに行っているたったの1時間弱の指導さえ集中できず、問題が難しいと怒り出し、最後には泣き出す始末。

こんな状態だけどなんとかマイペースで続けて欲しい、というお父さんの要望で、無理のないように頑張ってきて、この春休みにやっと九九をマスターしたところでした。

それなのに。
今日からもう、指導しなくていいって言われました。
そう言ってきたのは現在臨月の継母。
どーゆーことですか？
まだ全然、遅れを取り戻せてないですよ。
私が出した宿題も半分くらいしかできてないし、これから割り算をマスターしようか、ってとこだったのに。

聞けば「次女は勉強には向かないから、無理をさせないことにした」だって。
いえ、別にいいですよ。お姉ちゃんは頑張ってるし。
家庭の事情には口出しできないし。
しかしカテキョ的には、かなり遺憾です。
小3でこの状態では、今後一生学力不足で本人も悩むでしょう。

気にせずに、いつもどおりTちゃんの指導をすることにしました。
そしたら普段は勉強を嫌がる妹が、姉の横の机で率先して、かつて私の与えた問題集を解いています。
そして時々、質問などをしてきます。
勉強は全然好きではないけど、しておかなきゃならない、そんな姿勢が見て取れます。
無理をさせない家庭方針とは逆のことをやってるじゃないですか。

問題集を何ページかやったあと、妹は別室へと出て行きました。
そしてTちゃんから、衝撃の事実を知らされました。

先生、妹はこの間、学童保育に入れられたんだ。
だから時間的にいっぱいいっぱいで、カテキョは無理だと思う。
ママからは言うなって言われたんだけど。
でも学童保育じゃあまり勉強を教われないから、時々先生に質問とかしてくると思うよ。

いや、その、本来はそれすら私の口出し範囲じゃないんだけど。
専業主婦の母親が学童保育って、なんか間違ってません？
あれって働く母親が、我が子をどうしても見てあげられなくて、見てくれるジジババもいなくて仕方なしに預ける場ですよね。
この継母、そんなにまでしてエステや遊びに興じたいのか。
今は臨月だから大変なんだろうけど、せいぜい夏休みくらいまでにしといて欲しいです。
でないと、やらなきゃならないと感じている勉強を中断させられて一方的に預けられてる妹が不憫です。

せっかく新学期になったのに、相変わらず問題多き家庭ですが…雇われ続けてる間は頑張ります。
また気分転換に近々、どっか行こう。
悩みが多いと車の走行も多くなる私…まあ気分転換の手段があるだけでも幸せなんですよね。

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