うちの駐車場は、以前の日記に書いたことがありますが、舗装されてない土の地面でして、自宅からは多少離れています。
その駐車場の隣に、幼児や小学生対象のバレエ教室があります。

今日、仕事に行くために駐車場に向かう途中、バレエ教室レッスンの前なのか後なのか、教室の前にたくさんの女の子とお母様方がたむろしているのを見ました。
まあ、よく見かける光景で、私は軽く会釈していつもその前を通り過ぎます。
今回もいつもと同じように通り過ぎた、その直後のことです。

「だめよ○○ちゃん、ママの手を離したら！箱に入れられるよ！！」
そんなバカでかい声が聞こえてきてびびりました。

箱に入れられるって、お母さん・・・。
確かに、わが広島市内では1週間ほど前、そのような陰惨な事件が起こりました。
お母さんが過敏になり、子供の心配をしている気持ちもよくわかります。
しかもそこはバレエ教室、大半の女の子は車での送迎なので、みんなレッスン用のレオタードやチュチュを着たまま行き帰りします。
レオタード姿のかわいい女児がたくさん・・・変なマニアの人が見たら、大喜びしそうな光景ではあります。

でも、ですね。
「箱に入れられる」って、あんまりじゃないですか？
実際に箱に入れられて悲惨な目に遭ってしまった女の子を冒涜してないですか？
それに、いい大人がそんな軽はずみな発言をしていたら、子供は学校などで真似するかもしれないんですよ。
危ないからママの手を離しちゃいけない、そう子供に説明するなら、もっと違う言葉で言ってあげなきゃダメでしょう。

私の担当生徒の弟さん（小学生）でさえ、大きな箱に入って遊ぶのが大好きだったのに、あの事件以来全くやらなくなったといいます。
このように、子供も子供なりに心を痛めているんです。
それなのにデリカシーのない大人もいるものですね。
大人って言っても、そのオカアサンははっきり言って年の頃なら20代前半、いわゆるギャルママですが。
ギャルママの存在自体を否定はしませんが、せめて最低限の教養と常識は持っててもらえんかね。

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