私ひとりだけが楽しいブログ
昨日のブログに、反応があったので早速書きます。

※はじめにお断りしておきますが、備後出身者および備後在住の方に対する非難や攻撃ではありませんのでご理解ください。
私の、実に個人的ワガママな観点により記述します。

備後弁は、福山市を中心とする広島県南東部で話される言語です。
ベースは広島弁ですが、福山城建設の時、名古屋市から多くの大工さんが呼び寄せられ、その時の大工さんの話し言葉ともともとの広島弁が交じり合って備後弁ができたと言われています。
従ってやや名古屋なまりの広島弁、と言ったら判り易いでしょうか。
(以上、どーでもいいうんちく終了。)

例えば標準語の「だから」は広島弁で「じゃけん」備後弁では「じゃけぇ」。
「しなさい」は「しんさい」と「せんきゃー」。
「しなければならない」は「せんといけん」と「せにゃあいけん」。
などなど、悪く言えばねちっこく、歯切れが悪いのです。

そういうのはまだ、良しとしましょう。
私が一番苦手だったのは、語尾に「〜なぁ」を付けることです!
語尾だけじゃありません、あっちこっちに付けるんです。
これがどうしても馴染めませんでした。

なぁなぁ、あのなぁ、明日なぁ、うちなぁ、買い物行くんじゃけどなぁ、朝からなぁ・・・
・・・(ノ-_-)ノ ~~~~~┻━┻☆ ヤメロ〜!!
頼むけん、「なぁ」付けずにしゃべってくれぇ〜。

ごく親しい人には、お願いしたこともあります。
なぁ嫌いなんじゃ、なぁ付けずにしゃべってくれん?と。
快く承知してくれたものの、なぁを付けなかったら会話にならないという事実が発覚し、無理難題を言った私が悪かったと謝りました。

私の出身地因島市は、広島県南東部にあり、備後にギリギリ属しているんですが、離島のせいか激しい備後弁は伝わってこなかったようで、地元の人はほぼ広島弁です。
因島出身ポルノグラフィティの「アポロ」は広島弁バージョンはありますが、備後弁バージョンはありません。
因島市は、しまなみ海道によって備後に取り込まれ、現在の文化圏はすっかり備後となりました。
それでも備後弁を話す人がほとんどいないのは、やはり馴染めないと思う人が多いからではないでしょうか。

元々苦手な備後弁でしたが、備後を離れて暮らすようになって、改めてあの言葉は強烈だったという事を実感しています。

ところで私の旦那、バリバリの福山出身です。
でも広島市で仕事するようになってから、備後弁があまり出なくなりまして、私にとっては喜ばしきことですね。
ところが、旦那の家族の備後弁は強烈で、帰省したりすると家族同士の会話には私はとても入れません。
ありゃまーなぁ、きょうこさんなぁ、カープよわぁていけんなぁや。あぎゃあに弱かったら応援する気がないなろうがぁなぁ。山本監督もなぁ、かやーそぅーになぁ〜
・・・(ノ-_-)ノ ~~~~~┻━┻☆ 心の中ではこんな感じです。
やっぱり馴染まんといけんのんじゃろうか。無理です。
2005 06/05 01:14:03 | 日々雑言 | Comment(0)
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