私ひとりだけが楽しいブログ
うちから徒歩5分程度のところに、小学校があります。
家の前は通学路になっていて、登校時間には集団登校の児童たちがたくさん通過して行きます。
物騒な世の中ではありますが、幸いうちの学区では怪しげな人もなく、平和に登校しているようです。

平和であるかどうかは別として、登校時間を過ぎると家の前によく児童の「おとしもの」があります。
体育ジャージの袋だったり、給食当番の袋だったり、帽子だったり、文具だったり・・・と、いろいろです。
小学生なので多額の現金入り財布などはないみたいですが、それでも学校で困ったりしてなければいいんですがねぇ。

今朝、登校タイムが終わってからゴミを出しに行く途中、小学生のものと思しき手帳を拾いました。
最近の小学生は手帳なんか使うのか・・・。
習い事に学習塾に遊びに、と何かと忙しい最近の小学生たち
は、こうやってスケジュール管理を上手にやっていくのでしょうか。

失礼を承知で、中を見てみました。
明らかに近所の小学校児童のものであれば、学校に届けるためです。
学年や名前が書いてあるものは、今までも届けています。
それは、2007年になってから使い始めたと思われる、まだ真新しい手帳でした。
持ち主の名前もちゃんと書いてあります。
これは届けてあげないと本人は困るでしょう。
2007年は始まったばかり、これから楽しい予定をいっぱい書くつもりの大事な手帳です。

しかし、名前を見つける過程で、すごい記述まで見つけてしまいました。
スケジュールのページには友達との約束や塾の予定、家族との予定などが普通に書いてあります。
メモページにはプリクラなども貼ってあります。
ごく普通の、女の子の手帳・・・そう思ったのですが。

最後のほうのページに
「○月×日 ▲山■美 自宅近くの交差点で車にはねられて内臓破裂で死亡」
「○月×日・・・・」
「○月×日・・・・」
こんなんが10行ほど、いろいろ。

これって
デスノート?

や、やばいんじゃないっすか?
デスノートは確かに面白いし流行ってますが、もしかしてこんなことやってる小学生がいっぱいいるんですか?
いや、私だって、覚えがないわけじゃありません。
子供の頃、授業中などにノートやメモ用紙に、嫌いな人の名前を書いて友達と悪口を言い合うくらいのことはしました。
だけど、どんなに嫌いな奴も、死んでほしいとまでは思いませんでした。
今だったらごくまれに思う場合もありますが(おい)、当時のピュアなハートではそこまでは思いつきませんでした。
最近の小学生は、嫌いな奴には死んでもらいたい、ってことですか?

この手帳の持ち主が、解決し難い深刻ないじめを受けていて、そこまで思いつめて書いたのであれば同情はします。
でも、友達と撮ったであろうプリクラの写真はどれも楽しそうで幸せそうで、そんな深刻な問題があるとは考えにくいのです。
ということは、ごく普通の子が殺意を持って暮らしてたりするわけですか・・・なんか、怖いじゃないですか。

とりあえず、複雑な思いを抱えつつ学校に手帳を届けました。
しかし、届けた後で考えました。
児童に返す前に、担任が手帳を見るかもしれない。
そしたら、実名で克明に書いてある死亡予告も見てしまい、何か問題が発生してしまうかもしれない・・・。

世の中、平和が一番です。
死亡予告はやめましょう。
もし、不幸にも、死んでほしい人がいても、思うだけにしましょう。
まだなんとなく背筋が寒いです・・・。

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2007 01/10 23:59:13 | 日々雑言 | Comment(0)
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