私ひとりだけが楽しいブログ
平和記念式典をテレビで観ました。
夏休み中の近所の小学校は登校日で、久しぶりに早朝から集団登校の子供たちが自宅前を通っていきました。
平和について、何らかの学習があったようで、昼前の下校時には神妙な顔つきでみんな歩いていました。

平和学習には、私もいろいろと思い出があります。
思い出というよりも、衝撃というべきでしょうか。

原爆資料館のリアルな展示物にマジで気分が悪くなり、悲劇の戦争を学習したというよりは激しい嫌悪感を抱きました。
しかも夢に出てくるので、怖くて寝られませんでした。
漫画の「はだしのゲン」を教材として見て、悲しいからじゃなく、かわいそうだからじゃなく恐怖で泣きそうになりました。
こんなR指定の資料館や作品がなぜ平和学習の教材・・・R指定なんて言葉は当時はメジャーじゃなかったけど、似たようなことは思いました。

しかし、戦争体験のない子供が悲惨さを学ぶためには、嫌悪感こそが必要だったのだと、今になって思っています。
「はだしのゲン」作者の中沢啓治氏は「僕の作品を読んでトラウマを持ってほしい。そのことで戦争の真実がわかるだろう」とコメントされていました。
つまり、トラウマを植え付けられた人間こそが擬似体験者であり、理解者である・・・なんとも奇妙で乱暴なお考えですが、すごくよくわかるんです。
こんな恐ろしい思いはしたくない、だから戦争はいけない、子供にとってこれほどわかりやすいことはないですね。
抽象的に「仲良くしましょう、平和を保ちましょう」と指導されるよりもずっと説得力があります。

子供に、どのように戦争や原爆を伝えていくか。
トラウマもかなり有効な伝え方です。
実際未だに、私の夢には時々、資料館やはだしのゲンの様子が突如現れて困ってしまうので、中沢氏の思惑にはまっている部類と言えるでしょう。
まあ、どんな手段にせよ、戦争反対と核廃絶を訴え続けることが広島県の責務、というのは間違いないと思います。

ただ・・・私、戦争体験者のちゃんとした話って、直接聞く機会が少なかったんですよね。
資料や書物では学習したんですけどね。
そんなやつがイッチョマエに語るな!と言われそうですが。

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2007 08/06 23:52:30 | 日々雑言 | Comment(0)
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