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2005年 02月 18日 の記事 (1件)


カギ1つに限らぬこと

 カム送りやサムターン回しと呼ばれる、新たな解錠手口の空き巣被害が急増している。マンションや団地を狙い、ドアをわずか数分で開けてしまう。警視庁は、多くが中国人の窃盗団の犯行とみる。年の瀬に、警察との攻防が続く。

 中国人窃盗団か、手を替え荒稼ぎ 構造研究し開け方伝授

 今月初め、東京都内の喫茶店で、身分を一切明かさないとの条件で、中国の犯罪組織にかかわっているという1人の中国人男性と会った。

 男性は「東京の人はピッキング対策で鍵を替えたりしたでしょ。だから今はこれ」と、身ぶり手ぶりでサムターン回しを実演してみせた。そしてこう続けた。

 「鍵や錠の構造や開け方は、日本で研究した帰国者が説明する。仲間たちは練習して技術を覚え、日本に渡る。対策が進み、新しい錠が開発されたら、また研究する。それを繰り返すだけ」

 ピッキングは、耳かきのような形の金属棒を鍵穴に入れ、前後に動かして解錠する手口を指す。英語の「錠をこじあける」がそのまま呼び名になった。

 86年ごろから被害が確認され、ピークの00年には、東京だけで被害件数が1万1000件にものぼった。容疑者の多くが中国人だった。錠の改良や交換で対抗できたため、ここ数年は被害件数も半減している。
 ところが、今年8月から、手動ドリルでドアに穴を開け、先が90度に折れ曲がる金属棒を使って解錠するサムターン回しの被害が、猛烈な勢いで発生している。

 11月末までの4カ月間で、東京で約130件、神奈川約115件、千葉約50件。埼玉でも多数確認されている。

 サムターンは、ドア内側にある回転式の錠だ。

 親指(サム)と人さし指でつまんで回し(ターン)ながら掛けたり外したりする最も一般的な錠だ。道具などを使ってこの部分を回して開けることから名がついた。

 ドアののぞき穴のレンズを外して金属棒を入れたり、新聞受けの金具を外して腕を入れて直接手でサムターンを回したりする手口もある。

 警視庁は10月、窃盗団の一員とみられる福建省出身の男(41)を逮捕した。東京都北区の路上で、サムターン回しやピッキングに使う七つ道具を一式持っていた。

 男はこう弁明した。 「知人に頼まれて運んだだけ。何に使う道具かも知らなかった」

 警視庁は窃盗容疑などで調べたが、入管法違反(不法残留)の罪で起訴されたほかは、処分保留になった。

 冒頭の中国人男性によれば、窃盗団の中国人は多額の密航費用を組織から借りて密入国する。借金は日本での盗みの稼ぎで返し、逮捕されても、組織のことは口をつぐむのが掟(おきて)だという。

 警察庁は9月、カム送りと呼ばれる新しい手口を公表し、注意を呼びかけた。

 鍵穴を囲うシリンダーカバーを手で引っ張ってドア板から少し浮かせ、そのすき間に針金のような工具を差し込んで、錠内部の「カム」と呼ばれる部品を直接動かして解錠する。

 これまでに警察は、9月と10月に兵庫と福岡で計11件の被害を把握している。錠にほとんど痕跡が残らず、侵入されたことすら気づかない可能性が高い。最もやっかいな手口だ。

 窃盗団の攻勢は続く。


ロックブロック5型(ノブ取付型)
握玉ノブに取り付けて、ピッキングを防止する握玉ノブカバーです。ダイヤル式なのでキーを携帯する必要が無く、簡単に1ドア2ロックになる優れものです。


安心錠
・室内外両側から同一キーでロック可能
・老人性痴呆症のお年寄りの介護の必要なお宅にも安心
・金属ドアにはずしたサムターンを付けられる便利な磁石付き
(金属ドア以外でも付属のフックでお好きな場所に掛けられます)
・暗闇でも見やすい蓄光材を使用
・バリアフリータイプ(リバーシブルキー)
・ピッキングに強いべルウェーブキー採用
(より防犯性を高めたダブルサイドバー機構)


サムターンカバーLA用(DA−BTA2.TH)
2005 02/18 00:00:00 | 防犯情報 | Comment(0)
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