飲酒運転 飲酒運転は、ビールや日本酒などの酒類やアルコールを含む飲食物を摂取し、アルコール分を体内に保有した状態で運転する行為です。
アルコールには麻痺作用があり、脳の働きを麻痺(まひ)させます。一般に「酔う」とは、血中のアルコール濃度が高くなることにより、大脳皮質(大脳の理性や判断を司る部分)の活動をコントロールしている大脳下部の「網様体」が麻痺した状態を言います。お酒に酔うと、顔が赤くなる、多弁になる、視力が低下するなどの変化が現れ始め、さらに知覚や運転能力を司る部分が抑制されることにより、同じ話を繰り返したり、足元がふらついたりします。
このように、飲酒時には、安全な運転に必要な情報処理能力、注意力、判断力などが低下している状態になります。具体的には、気が大きくなり速度超過などの危険な運転をする、車間距離の判断を誤る、危険を察知しブレーキペダルを踏むまでの時間が長くなるなど、飲酒運転は、事故に結びつく可能性が高いのです。
また、低濃度のアルコールであっても運転操作等に一定の影響が見られること、いわゆる酒の強い人も弱い人と同様にアルコールの影響があることが明らかとなっています。
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