犯罪への予防対策などの役立つ情報

2005年 03月 10日 の記事 (1件)


多発する自動車盗難に対して、自動車業界も様々な盗難防止対策を講じています。自動車メーカーは自動車盗難の切り札として、一部の車種にイモビライザーという盗難防止装置を採用するようになってきました。

イモビライザーとは、mobile(動くもの)を「動かなくさせるもの」というのが名前の由来で、その名の通り、ある一定の条件があわないと、車を動かすことをできなくさせるというものです。

自動車盗難先進国であるヨーロッパでは、1997年1月以降、EC指令として新車への電子式移動ロック装置の標準装備が義務付けられており、1995年からイモビライザーの装備を義務付けていたドイツでは、盗難発生件数が前年対比件数で17.6%減と、装備が義務付けられる前に比べ大幅に減少しました。今後日本でも普及し、盗難防止装置の主流になっていくであろうとされています。

イモビライザーの仕組は簡単に言えば、「電子的なキーによる照合」によって車の起動を制御するというもの。従来は車の起動の際には、エンジンスターターの差込口にキーを差込んで、キーの鍵山とキーシリンダー内の噛み合わせが、合致すれば車が起動するというきわめて単純な物理的なロックシステムでした。
一方、イモビライザーは専用のキーと車本体の間で電子認証が行われ、電子的な照合の結果、IDコードが一致しなければ、車の動力となる電気をカットして、エンジンを停止させてしまう仕組みになっています。

つまり、窃盗犯が何らかの手段で車内侵入に成功し、物理的に複製したキーを差込んだとしても、セルモーターが回らず、車を自走させることができないということになります。イモビライザーのキーのIDは高度かつ複雑な暗号化技術を使用しているため、完璧な複製キーをつくるのは現時点では不可能とされています。

このように自動車盗難防止の切り札として高い期待の寄せられているイモビライザーですが、多少の欠点もあります。車を起動させる必要がない窃盗の手口には対抗できないということです。レッカー車を利用するなど、車内に侵入せずに、そのままリフトアップして持って行ってしまう、という手口はさすがに防ぐことができません。

また組織的、専門的な窃盗団はすでにこのイモビライザーの研究も行っているようです。(社)日本損害保険協会 「車両盗難対策プロジェクトチーム 中間報告」のデータによれば、イモビライザーを装備していながら自動車盗難にあうケースも報告されています。

しかしながら、時点ではイモビライザーは最も防犯効果の高い盗難防止装置と思われています。国産各メーカーも車種などによって純正で標準装備、オプション装備と用意しており、また、新車でなくても、一部の自動車用品店等で取り付けることができますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。

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2005 03/10 00:23:46 | 防犯情報 | Comment(0)
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