|
先進国に温室効果ガスの排出削減を定めた京都議定書の約束期間が平成20年4月1日始まった。平成2年度のガス排出量を基準に、平成20〜24年度の5年平均で6%削減の達成義務を負うというのが京都議定書の内容だ。 日本の18年度の温室効果ガス排出量は、二酸化炭素換算で13億4100万トンと2年度比で6.4%増となっており、削減を目指す京都議定書のことを考えれば異常な数値となる。なかでもオフィスなど業務部門は41.7%、家庭部門は30.4%も増えており、省エネ対策の強化とともに、削減不足分はクリーン開発メカニズムなどによる海外からの排出枠購入などで対応することになる。 しかし、国民1人1人がこの現実を考え、対策に乗り出せば間違いなく削減への1歩となるだろう。
対策としては、 1 エアコン等の温度調整 冷暖房の使用を1℃控えるだけで、大きな削減効果がある。 2 水道の出し放しに注意 シャワー1分間で10リットル。水道水の送水に電気が使われている認識を持つ。 3 エコドライブ 停車や駐車時のアイドリングをしないようにする。 4 買い物の過剰な包装をやめる 買い物の際には専用のバッグをひとつ用意。 5 コンセントをこまめに抜く 電気製品を使用していないときに、タイマーなどのために消費される電力が待機電力が問題です。使用頻度の低い物からコンセントを抜くようにする。
|