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警察庁は、これまでシートベルトの着用義務が免除されている妊婦について、着用する方が安全との見解を示した。交通ルールなどをまとめた「交通の方法に関する教則」を改正し、着用方法を盛り込む方針だ。 日本産科婦人科学会などが、今年の4月に妊婦でもシートベルトを着用した方が交通事故時の衝撃を軽減できるとの見解を示した。これまでは「ベルトが子宮を圧迫して危険」との指摘もあり、妊婦は着用義務の対象外とされてきた。 教則に盛り込まれる着用方法は、 ・腰ベルトをおなかの膨らみを避けて、腰骨の低い位置を通す ・肩ベルトを腹部を避けて体の側面に通す など、正しく着用すれば、事故の際に母体と胎児にかかる衝撃を軽くできるという。
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