未成年者は、成長期であるため、たばこの煙に含まれる有害な化合物により影響を受けやすいといわれています。 また、未成年者は、大人が喫煙を吸ったときより喫煙をし始めると常習化しやすいといわれています。
　現在の喫煙者の多くが１０代の頃から吸い始めていることから依存性が強いといえます。
　また、　未成年者の喫煙は、その後にたばこ以外の薬物 （シンナー、大麻、覚醒剤、麻薬などの違法ドラッグ） の使用につながる可能性が高いといわれています。
　未成年者は、たばこを吸わないようにしましょう。

　未成年者喫煙禁止法というものがあります。
　未成年者に対し、その者が喫煙するとわかっていながら行ったたばこの販売や、親権者などが未成年者の喫煙を知っていながら制止しなかった不作為に対して罰則規定が定められています。しかし、日本ではたばこの販売が自動販売機で行われているため実質のところ無効と言っていい状態です。
　罰則規定も、違反行為をした未成年者本人を処罰する規定はありません。
　はっきりいって、販売者を取り締まることは不可能に近い状態であると思われます。
　たばこを吸う未成年者がいるのがいけないのだったら、吸う本人を取り締まるようにする法律整備が必要であります。
　未成年の喫煙者を減らすべく、法整備が速やかに行われることを願います。