2009年 09月 の記事 (3件)

のりぴー事件以降、覚せい剤に対する話題が強く取り上げられるようになりましたね。
そんな中、このタイミングで弁護士の、しかも札幌弁護士会副会長の逮捕はかなりショッキング。
一度染まってしまうと抜け出せないという覚せい剤、そうと知っていながら手を出してしまうのはやっぱり心の弱さなんでしょうか。


◆弁護士まで覚せい剤!札幌弁護士会副会長を逮捕(2009年9月19日 スポーツホ報知)

 北海道警薬物銃器対策課などは18日、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで、札幌市中央区の弁護士・加藤恭嗣容疑者(51)を現行犯逮捕した。札幌弁護士会の副会長を務める同容疑者は「自分で使うつもりで持っていた」と容疑を認めているという。覚せい剤をめぐっては、同法違反(所持、使用)の罪で起訴された女優・酒井法子被告(38)が17日に保釈されたばかり。その翌日というタイミングでの法曹界からの逮捕に衝撃は大きい。
 酒井法子被告の謝罪会見の余韻も冷めぬ18日朝。今度は、法をつかさどる弁護士が覚せい剤取締法違反容疑で現行犯逮捕された。
 道警銃器対策課と中央署によると、別事件の捜査中に容疑が浮上し、18日午前9時頃、札幌市の自宅を家宅捜索すると、自室に置いてあったセカンドバッグの中にビニール袋に
入った覚せい剤7袋を隠し持っていたという。覚せい剤は計1グラムほどで1袋が1回分の使用量に分けられていた。
 調べに対し、加藤容疑者は「自分で使うつもりで持っていた」と容疑を認めているほか、使用したことも認めており、道警は尿検査をして覚せい剤使用容疑でも調べるとともに、
入手経路を捜査している。同市中央区のビル内にある「加藤恭嗣法律事務所」も家宅捜索されたが、ほかに覚せい剤は見つかっていない。
 法律事務所のホームページによると、加藤容疑者は札幌生まれで早大法学部を卒業。会社勤務を経て、1990年に司法試験に合格し、93年に弁護士登録された。96年に同事務所を開いてからは多重債務問題など民事訴訟を中心とした弁護活動を行っており、今年4月に札幌弁護士会副会長に就任したばかり。同会では法律相談センターなどの業務を担当していた。
 プロフィルの「信条」には「依頼者のために全力を尽くす」「迅速な処理を心掛ける」「依頼者に対して納得のいく説明を分かりやすい言葉で行う」と記し、トップページには
「信頼できる法的パートナーに」という宣言を掲げている。

**札幌弁護士会 お詫び**
http://www.satsuben.or.jp/
2009 09/29 15:03:06 | none
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弁護士への逆恨みがこの様な被害を生んでいるとは・・・
以前テレビで海外の衝撃映像みたいなのやっていて、依頼者から発砲される弁護士の映像がありました。
弁護士自身だけでなく、家族、事務員にまで刃が向いているとは。


◆弁護士業務妨害の実態は…逆恨みの暴力や事務所襲撃
(MSN産経ニュース 2009年9月14日)

 弁護士が受任案件に絡んで遭う業務妨害の実態を、日本弁護士連合会(日弁連)の委員会がまとめ、「弁護士業務妨害対策マニュアル」として紹介している。妨害行為で生命や身体の危機にひんするケースも多く、日弁連では「注意を喚起しておくべき社会状況に入っている」と、各地の弁護士会に呼びかけている。
 対策マニュアルは弁護士業務妨害対策委員会が平成11年から作成し、会員らに配っているが、今年8月の改訂版で初めて、6年7月から今年5月までに全国で起きた業務妨害事件57件を一覧表で紹介した。会員のアンケート回答や報道、独自調査で収集したもの。
 それによると、妨害行為でもっとも多いのは、(1)暴行・傷害・殺人・器物損壊で34件。被害は弁護士本人のほか事務員や家族らにもおよび、計3人が亡くなっている。妨
害者はDV離婚、ストーカー事案の相手(男性)、訴訟結果を逆恨みした依頼者など。「DV加害者は、暴力が妻についている弁護士に向けられるケースが多い」と三溝直喜同委
委員長。
 また、(2)脅迫・恐喝は14件あり、債務事件処理をめぐって約6年で3億円以上の恐喝被害に遭い、追いつめられて横領事件を起こした弁護士もいた。(3)名誉・信用棄
損、偽計は、事務所近くで「無能な弁護士」などと街頭宣伝されたり、出前などの架空注文や火災の虚偽通報など9件あった。
 (2)(3)では、インターネットによる名誉棄損、犯罪予告や、高額賠償請求、懲戒申し立ての乱用など知能化の傾向もある。ただ、(2)(3)は表面化しにくく、実際には「はるかに多いと推定される」ともしている。
 弁護士業務妨害について日弁連の藤本明副会長は「即時独立、早期独立が増え、弁護士事務所で人との接し方や避け方など“対人力”を養う経験が減っていることも背景にあるかもしれない」と見る。
 マニュアルでは妨害者、行為の類型ごとの予防策、対策を紹介し、52弁護士会のうち対策委があるのは28会(20年12月現在)にとどまっていることから、早急な対応を促している。
 日弁連の委員会は、元年11月に発生した坂本堤弁護士一家事件の調査のための協議会が前身。三溝委員長は「坂本弁護士事件を知らない世代も出てきている。改めて業務妨害対策について考えてほしい」と話し、11月にはシンポジウムも開催する。

 ■弁護士業務妨害の暴行・傷害・殺人事例
 (妨害者、被害者、態様、発生年月、所属弁護士会−の順)
 ▼工事差し止め申請の依頼者、弁護士、刺身包丁で刺され失血死、平成8年2月、東京
 ▼顧問を務める会社への苦情者、弁護士の妻、自宅でナイフで刺され死亡、9年10月、第一東京
 ▼ストーカー行為の相手方、弁護士、素手で顔面を数回殴打され腹部を蹴られる、13年9月、福岡県
 ▼離婚調停の相手方、弁護士の妻と事務員3人、事務所で人質に取られ灯油をまかれる、15年4月、新潟県 
 ▼離婚訴訟の相手方、女性弁護士、出刃包丁で切りつけられ顔面神経切断などに、16年9月、千葉県
 ▼DV離婚訴訟中の相手方、女性事務員2人、素手やかなづちで殴られ頭蓋骨骨折の重傷などに、19年3月、兵庫県
 ▼弁護士に財産管理を依頼した母親の所在を探す息子、女性事務員、ハンマーで殴打され死亡、19年9月、大阪
 ▼交通事故訴訟の相手方、弁護士、灯油を浴びせられ顔などに炎症、20年9月、福岡県
 ▼夫婦関係調停の相手方、女性弁護士、頭髪をつかまれ髪を引き抜かれ事務所のガラス損壊も、21年5月、大阪
2009 09/26 12:46:57 | none
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事件の真相って双方の協力がないと絶対に明らかにならないですが、弁護士は立場上被告に不利なことは言えないし・・・
でも、真実を言ってはいけないっていうのはなんだか腑に落ちないところがありますよね。
いくら被告を守らないといけないし・・・矛盾。


◆被告に不利な上申書を検察に提出 担当弁護士を戒告処分(2009年9月2日 朝日新聞)

 刑事事件の被告の弁護人として被告に不利な内容の上申書を検察側に提出したとして、大阪弁護士会は会員の男性弁護士(61)を戒告の懲戒処分とした。8月31日付。弁護士は取材に「被告には上申書の内容を事前に説明し、了解も得た」と反論。処分を不服として、日本弁護士連合会に審査請求するという。
 関係者によると、弁護士はあっせん収賄容疑などで06年4月に逮捕された元神戸市議の村岡功被告(71)=一、二審で実刑判決を受け上告中=の弁護を引き受けた。同7月、元市議側が贈賄側とされる業者から資金提供を受けたことを認める内容の上申書を作り、神戸地検に提出。一審判決前に弁護人を辞任した。
 弁護士会は、上申書の内容を事前に元市議に知らせなかったと認定した。
2009 09/04 11:40:55 | none
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