伊那市を中心にした上伊那郡と、飯田市を中心にした南信州で、経済的自立度が2倍違い、住民の収入でも一人当たり3万円弱の違い、この原因は南信州新聞社の資料では製造出荷額の2.3倍の違いによることが一番大きいと書いてありました。
このため企業誘致が大事で力を入れてきたようですが、伊那市だけ見ましても、昨年度1年で11企業、飯田市は5年間0。南信州新聞によれば、企業誘致が遅れたのは農地転用が上手くいかなかったとのことですが、遊んでいる造成済み産業用地はあったのですし、5年間0と言うのはそれだけが原因ではないのではないかと思います。
そんな状況の中で、現市長になって3年が過ぎ、経済的自立度が、当初の48%程度から53%に向上してきたので、全く何もしてこなかったとは言えませんが、近隣の市と比べて大きな開きがあると言うことは事実ですので、追いつくための武器の確立は非常に大事です。
工業製品の出荷額向上には、企業誘致ができればそれに越したことはないのですが、これがなかなか出来ない現状では、それ以外の農業、林業、観光等で積極的な手を打つ必要があると思います。
昨日、それにしてもブレーンを抱える飯田市が何らかの手を打ちそうなものだと、飯田市ホームページを探していましたところありました、ありました。
1月23日、つい数日前に発表されたもので気がつきませんでした。昨日はこれを途中まで読むだけで終わってしまい、私の意見をまとめるまでいきませんでしたので、今日はその記事のご紹介をします。
過去数年間に見ることがなかった、充実した内容で明るい光が見え始めたかなと言う期待が持てるかもしれません。
全体を流し読みした中では、私がブログで中心的課題として取り上げている、観光にインターネット活用では、地域経済活性化プログラム2008の、
27頁「観光分野の成果指標」として、「HP南信州ナビのページビュー総数(万回)」と言う項目があり、H26年220万回とありました。これは1日平均6,111ページビューと言うことです。私の今年の年頭に立てたブログで8千/日と言う目標に対して寂しすぎるとは思いませんでしょうか。コンバージョンレイトが比較的高く0.3%としても、220万/年×0.3%=6,600人/年と言うことで、これではとてもホームページの維持費回収もできないのではないかと思います。
もっとダイナミックに、南信州の今いると言う2万人のインターネット接続者を巻き込み、一人100アクセスを目指してもらい、1日200万アクセスを稼ぎ、1日にコンバージョンレイト0.1%で2,000人/日に南信州に来て頂くということを狙った方がよほど価値があると思います。2万人にブログを持ってもらい発信することの可能性は行政の取り組みに対する熱意とやり方で可能であると思います。このやりかたに関しましては、各論で詳細にご説明したいと思います。
それにしましても、活性化プログラムは飯田市や南信州の活性化に関心のある方には価値が有るものと思いますので、お読みになられて、ご意見を飯田市に送っていただければ更に練り上げてより効果があり実効性の確かなものにしていただけると思います。
こんな飯田市のリポートは初めて目にしました。
1月9日市長記者会見記事地域経済活性化プログラム2008