男たちには判らない

2010年 11月 の記事 (5件)

このうらぶれた旅館には実は秘密があるのです。





へへ〜、実は地下室があるのです。



ここの扉から入ると、喫茶スナック、アミーという
別室があるのですが、いきなり地下へ降りて行く階段が!



これは隣の建物。このあたりは明智の色町があったの
であろうか。

そして先程の建物の裏に回ってみると、



えっと、思う構造になっていました。

先程の1階部がこちらからみると2階に当たるのです。



そしてこんな空中通路が!!

昔の人を驚かせるには十分な、奇異な建物であった
ことが偲ばれます。

これが裏の1階入り口。この場所からもアミーに
入れます。と言うことで、ここが秘密の地下室でも
あるのだが、どうしてこういう奇妙な建築がつくられ
たのでしょう。

勝手な推理ですが、何か手入れでもあったり、具合の
悪い連中が顔を会わさないように、こっそり裏から
抜け出せさせたとか??

この2階通路もも面白い。
昨年紹介した宇治山田の麻吉旅館を彷彿させますね。



反対側からみた路地の全景

さあ駅へ急ぎましょう。



この看板には、笑ってしまいました。
「へぼ」って何だと思いますか?





この辺りで獲れる蜂の子みたいです。



いい感じの車庫の裏のオブジェ。




列車が到着しました。高校生でたちまち一杯に
なっていました。



名も無きローカル駅の、秋の暮れ。



列車は来た道を辿り帰ります。


この後は、恵那から中央線電車に乗ってまっすぐ名古屋へ。



あまりの名古屋の摩天楼ぶりに、見上げていると
目眩がしました。





お土産に買った明宝名物のソーセージをかじりながら
飲んだワインが利いてきたからでしょう。

このあとも在来線で帰っていきます。
実際は米原から、さすがにだるくて新幹線、
新大阪まで寝てしまい、京都から私鉄の予定が
うんとかかってしまいました。

年と体力の無さには勝てません。でも突貫にしては
ちょっと良い旅でした。

それでは皆様、おやすみなさい。





2010 11/21 23:05:33 | 旅日記 | Comment(0)
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いきなりこんな心臓に悪い急な石段。
明智に着きました。
駅から歩いていると、まもなく着いたのがここ。
八王子神社です。こりゃ砦か城ですね。



麓はこんな感じ、サア歩きましょうか。







日本じゅうによくある古いだけの町の一つなのだ
けど、評価のむずかしいところです。

で、こんなものをみつけては、にやり。
アルト47万円



もう少し歩いていると、現役の「化石」を発見しました。



これはブルーバード910の後期型ですね。
FR時代のほぼ最後のヒット作でした。



製材工場



街角の風景



同じく 木目がきれいです



元の商家



旅館が残っています。山奥の明智から、どこへ
行ったのであろう。



その玄関部

写真を撮っていると、先ほどのブルーバードが
ゆっくり坂を降りてきました。



走り去る80年代







2010 11/19 05:44:50 | 旅日記 | Comment(0)
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太田(美濃加茂)を出発して非電化の太多線という
バイパス的な亜幹線に乗りました。

途中の可児なんて、面白い名の町では名鉄とまた接続。
可児才蔵のふるさとですが、カタカナで書くと
またハイパーメディア好きな歴女のターゲットみたいで
おかしいです。



中央本線多治見から、セントレア特急みたいな
ホームライナーに乗り中津川方面へ。
「しなの」とは違った最近の都市間有料高速車輛の
ようです。

土岐や瑞浪といった瀬戸物の町を抜け、恵那で降ります。
ここから明智鉄道に乗るのが目的なのですが、恵那市も
中山道の宿場町、大井でありました。



ここはマイナーです。でも1時間あれば歩いて写真を撮る
何か面白いモノ無いかな。



川がありました。川と橋があれば渡ってみる。
旅人の基本ですね。



そうすると、ご覧のような風景が。





今回は、小さな発見ばかりですが、タバコ屋兼郵便物を
扱う店の手前のオブジェと謂れについての案内から。





そうこうして、踏切で列車写真を撮るうちに
明智鉄道のレールカーが入ってきました。





2010 11/17 06:59:50 | 日記 | Comment(0)
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高山線を岐阜から出発して、途中の鵜沼で私鉄線と連絡。
そこからしばらく、長良川に沿った風光が続きます。



このあたりをかつては「日本ライン」といいました。
それはドイツのライン川になどり、ローレライの伝説の
急流を偲んだのでしょうか。

今でも犬山城の天守閣から眺める風景は、無理とは言えませんが
中々いい。
しかし、旧制高校の時代は、ドイツ文学に憧れてみなゲーテに
親しんだものでした。(1920年代中心)



そうこうしているうちに、太田(美濃加茂市)の町並みが見えてきました。



岐阜を出て、昔の蒸気なら1時間。
中山道の宿場の情緒の濃い町です。
おや、ホームには駅弁売りもいますね。懐かしい!

早速降りて、町を探訪してみましょう。
駅前にはこれといった建物がないですが、少し回ると
ノリタケの名前のパーキングがありました。
ノリタケ=名古屋でなく、こっちが発祥なのかな。









町中には、古い木造の家がいっぱいあります。
私の現在住んでいる、池田駅前みたいです。



これは昭和の国道メインルートに面した銀行。



この家は前で何か売っています。
何だろう。



なぜか黄金色のビリケンさんもありました。



さて、このお家は何でしょう。
答えは銭湯。
いや〜、これは入ってみたい!



町中を歩いていると、住み着いた車のねぐらが気になります。
これはうらやましい、門のあるお屋敷。



さて、おそらく昔の町一番の分限者はここで
あったのではと思われる造り酒屋が残っていました。





御代桜といいます。
更にこの近くに元本陣と脇本陣がありました。
今残っているのは脇本陣だけで、見学した時に
写したのがこのお庭からの風景です。



電器屋さんには、こんなものが。



この看板は貴重です。岐阜はもともとS新聞が
弱いところなんだけれど。



さあ、先を急ぎましょう。



汽車が入ってきました。



駅弁を買って出発です。





美味しそうでしょう!
ここから太多線で中央本線の多治見に出ます。
これは、昔の中山道ルートです。

2010 11/15 06:16:20 | 旅日記 | Comment(0)
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平成22年10月27日、岐阜の朝から旅は始まります。
何の変哲も無い、地方の県庁所在都市の平日の朝です。



岐阜駅は、10年くらい前に新幹線式の高架駅に変貌し、相次いで
駅前を走っていた路面電車、名鉄岐阜市内線が廃止されました。



休業中のビジネスホテル。路面電車が前を走っていた頃は、活気も
あったのでしょうか。

1階が居酒屋だったみたいで、それもチェーン店でなくおそらく直営。
戦後最初はその一膳飯屋がここにあり、それが繁盛してビルを建てて
ホテルになった。そんなストーリーがありそうです。

居酒屋に通じる勝手口のところに「不要品持ち帰り下さい」と
什器のゴミ処分風フリマで、ガラクタが置いてありました。
旅中の私は、つい悪い癖で「それなら」と汚れたワイングラスを受領。

名鉄新岐阜駅のトイレで早速洗って、早開きの生鮮スーパーで
1/2サイズのワインを朝から買い込みました。



名鉄新岐阜犬山線ホームにて。
左側の低いところから、関や美濃町に行くモ600が出ていた。



朝の新岐阜駅、犬山線のラッシュ風景。



この角度から見た名鉄電車。80年代の車輛だが、強烈な日本車輌臭がする。
どこがって、言わなくてもわかる人は、かなりの鉄である。
ベンチレータとか、車体のRが否応ない日車製なのである。



名鉄電車であてどなく、とりあえず新鵜沼に行って、高山線との連絡
跡でもみようと、乗り込む。

新名古屋に行く本線と異なり、犬山線はラッシュも終わりのんびりしている。
沿線の車窓風景を見ていたら、枯れた秋の野路を歩きたくなり、
一つ手前の「鵜沼宿」という駅で降りてみる。



美濃路はすっかり秋である。
心に相変わらず憂鬱な曇りが広がっているが、仕方ない。
歩いているうちに、自分が岐阜の旅で生涯を費えた、松尾芭蕉の
ような気分になる。
でもそれも面白いと思いながら、野ざらしの旅を往く。



高山線鵜沼の構内から遠く名鉄新鵜沼をみる。
この区間に戦前から長く連絡線があり、戦後は名鉄のDC特急
「北アルプス」が走っていた区間である。
秋草に兵どもの夢の跡をみる。




ジスイズ「大衆食堂」というような、見事な大衆食堂を
鵜沼の駅前で見つけた。
外観も入り口もこぎれいだ。今でも流行っているのだろうか。

高山線の鵜沼駅は、たしかに観光ルートの乗り換え駅であるが、
この辺りの観光ブームは昭和40年代がピークで、その頃のもの
と思うが、初冬の午前の光線の中、ひときわ明るい気分を感じた。



高山線鵜沼の長く、広々としたホームと駅構内風景。
架線の無い本線駅の、ゆったりとした風景って、ホントに
素晴らしい。
ましてかつての急行停車駅なら風格もある。



現在の主役、特急「ひだ」のキハ85が高山に向かって
駆け抜けて行った。





2010 11/09 01:28:30 | 旅日記 | Comment(0)
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