男たちには判らない

2011年 05月 の記事 (3件)



米子に行って来た。
米子という町は、鳥取県にある大山(だいせん)という
山の麓と弓ケ浜半島の付け根の古里だ。

鳥取市と倉吉市そして西の端にある米子市が
大きな町の代表格だ。
米子を過ぎるともう、島根県の松江市になる。

この町には、自慢がいくつかあるが、
中でも建築家・村野藤吾がデザインした公会堂は
あまり知られて無く、現在休館ということもあり
存続が論議されている。

1950年代の村野の作品の一つであり
日生劇場などと共に忘れてならぬ作品であり
ミッドセンチュリーの日本のモダニズム建築として
再生が多いに望まれる。
活かす方法は、耐震化するよりないのか。
公共建築ゆえ、英断が望まれる。



米子の夜は面白い。
人口の割には松江よりずっと夜が賑やかだ。
盛り場には、程よい路地が多く、戦災戦後、
まだ昭和の活気のあった時代が息づいている。








今回は友人の家に泊めていただいた。
ヒダマリハウスと言う名称で、ソーラーエネルギーを
活用し、温水だけでなく冬の寒さ対策にも
太陽光エネルギーを使った優れもの住宅である。
http://hidamariom.exblog.jp/i9/

中庭を通して、ガレージを見るの図。
今の季節は、庭のヤマホウシの木の花が、
綺麗に咲いているという。



屋内には、吹き抜けの天井の下、
広々とした空間が広がる。
こういった理想的な環境の中で、子供さんらを
育てている主人夫婦のための家である。

翌日は、朝食を済ませると、旗が崎という地区にある
自動車学校を舞台にした、車のイベントにコマを進めた。

楽しい一日を通じて、山陰、山陽地方の車好きの友人が、
新たに幾人も加わった。
ご主人の幼いお嬢さんも来られて、私の車の助手席に。

まだウチの娘らが幼かった日を思い出し、
少し懐かしく感じたのであった。



2011 05/25 11:52:56 | 旅日記 | Comment(0)
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大阪の北に豊中市という町があり
そこに服部緑地という大変広い公園がある。
豊中市の財産でなく、大阪府民のものなのだが
そこにある施設は、電動遊具がひとつもなく、昔のままで、
民間の広告や、けばけばしい装飾がひとつもない。

良い意味での社会主義的な空間に立つと、日本人とくに
都会人は、身も心も汚染されているなと感じる。

ここにある野音で毎年春の連休に「祝・春一番」という
コンサートがひらかれる。延べで5日間くらい。

金困り、失礼金子マリとか、中川イサトとか、加川良とか
往年のフォークロック陣、
渋谷毅や峰厚介といったジャズメン、
変わったところでは小川美潮のような特徴あるボイス、
圧倒的にしめる関西系の古いミュージシャンらが次々と
壇上に上がり演奏し歌を歌う。

それをオープンの観客席で、半日間ゆっくり音楽を聴く。
聴いている間、こっちも酒類を飲む。
大阪の下町から来ているミュージシャンの半数は、飲みに
来ていて酔っぱらっている。
極めていい加減な空間がそこに介在し、こんなモノサシで
明日からも生きていてイイノダロウカと思うくらい。

福岡風太さんというプロデューサーが、ライフワークで
このイベントを手がけている。
盟友の、あべのぼるさんという仲間を、昨年12月に亡くした。
人生60年くらいが、まあええとこなのやろうね。

出てくるミュージシャンがそういう歳に近づきつつある。
それでもRCサクセションの付き人からスタートした三宅伸治
とか、スピッツやミスチルにひけをとらないロストインタイム
といった若いバンドも猛烈に腕を上げつつある。

今年の三宅伸治バンドは春一番の歴史初と言うアンコールまで
風太さんに認めさせた。
3コードのロックンロール、ギター小僧がステージから観客席
まで縦横無尽に走り回る。

日が暮れて、コンサートから帰る頃。みんなは正気に戻り
非日常からゆっくりと普段の生活に戻ってく。
長い長い緑地公園の中の道を歩いて。
そのほぐれて行く感覚がいいんだなあ。

風を感じたかったら、僕は緑地公園に行く。
コンサートの遠鳴りが、耳に残っているかの様に
そっと、耳を、そばだてている。


2011 05/07 12:22:41 | 日記 | Comment(0)
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何のためにこの夕暮れの中、生きているのだろうと思う。

救うものは自分で見つけるしかない。

こんな自分を必要としている者はあるのか。

それを乗り越えるしかないのだが、疲れて来た。

自分は駄目だとばかり思い込んでしまう。

すいません。

いつまでたっても自分を乗り越えられずに。

2011 05/04 17:23:49 | 旅日記 | Comment(0)
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