男たちには判らない
中国地方の山間の町に一夜の宿を取って朝を迎えました。
今朝は寒いです。
たまらず非エアコン主義者の私も暖房をいれました。たぶん
気温は10度を下回っています。
早い朝から細い雨が雲州瓦の赤い屋根の町を濡らしています。



飛び込みで泊まった旅の宿は一階が居酒屋で2階が寝室といっても
壁は薄いふすまだけ。朝5時から株式相場をラジオで聞く客が居て
一度起こされました。部屋の中には先客が残した「人妻」というような
雑誌が残ってるような所です。少し近所を散歩しました。



雨にぬれる桜の木。旅館の看板もはいっています。



寒そうな風景に開花を待つ古樹が一本。
盆地の寒い春でした。

ところでこの宿の近所に田舎に珍しい本格的な喫茶店をみつけ
朝から行こうとすると、まだ開いてなく8時に出発しようとエンジンを
かけようと寒いのでチョークを引くと失敗。その後かぶったエンジンを
プラグを外したりしたのですが全くうまく行かず、最後はJAFにきてもらい
ました。
JAFを待つ間にくだんの珈琲を飲みにその店にいってみました。
他人さんのブログから引用記事です。
http://blog.livedoor.jp/macaron10/archives/529140.html

で始動失敗の原因はチョークボタンを戻してもチョークが
戻らないという整備不良で宿屋の親爺さんらには心配と迷惑
をかけました。
落ち着いて対処したのにこういうトラブルもあります。
結局バッテリーにも不安があるので市内で購入(JAFのお兄
さんの店で)2万1000円の臨時出費は痛かった。
うまいスプレモの珈琲が飲めたので佳しとしましょうか。

三次から庄原に出るのが今のルートなのですが、昨夜地図を
見てこの近くで行きたい場所が一つ見つかりました。
福塩線の終点駅塩町。
子供のころ時刻表を読んで福山や尾道の親戚の話を聞きながら
どんなとこだろうと憧れていました。その想像から35年。
こういうのもいいですよね。もちろんリュックには時刻表が
1冊入っています。



なんの変哲ない、中国地方の山あいの駅でした。でも
嬉しかったです、ちょっぴり。



駅前の狭い車まわしにたたずむ私の1971FIAT。思えば遠くに
きたもんだ。



列車も1本やがて到着しました。これから中国山地に向かって
旅するのでしょう。
昨夜の炉端焼きのお姉さん、今朝の車好きのJAF隊員、宿の
人たち、珈琲館の女性。わずかな滞在で三次を後にしました。遭遇した人々の人生と。
僕の人生で再びこの町に来ることがあるのでしょうか。

実は混乱の最中にETCカードも紛失してしまい、三次の町を
出たのは昼近くになってしまいました。
旅はまだ続きます。
2009 04/02 07:51:40 | 旅日記 | Comment(0)
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