男たちには判らない

東名を東に向けて私のフィアットは40年前の道を駆け上がります。
車窓左手に雪の富士山。不朽の日本の美です。



天気も良くクルマも快調です。

いよいよ関東圏に入った頃、最初の記事に書いた前方を行く
旧い車が目に入りました。
「ジャガーですね」
ゆっくりと接近すると気づいたのか、車線を併せたり
追い付いたり追い越したり。
海老名のパークで最後の休憩を取ろうとウインカーを
出すと、先行くジャガーも車線を変えました。

1台挿んで車を停めて何ということもなく、ご挨拶。
「はじめまして」「関西から来ました」



シリーズ1というのは前に出た時に気づいていましたが
なんと12気筒のXJ12。ナンバーのみ写真で修正しましたが
品川33の新車登録時からのプレート。

すばらしいサイドビューを見てください。
車高を下げていないタイヤハウスに「あき」のある姿。
飽きのこないロングホイール・プロポーション



写真がモノクロになっていますが、フィルムはトライX、
レンズは旧いエルマーを使用しています。



フロントのリーピング・キャット回り。



ふくよかな、サイドからの立ち姿。

オーナー氏に伺うとやはり新車から乗ってられるとのこと。
あの時代にこの12気筒を手に入れられ苦楽を40年共に
されるとは、並大抵なことでは、と感じました。
奥様とご一緒。乗馬倶楽部からの帰り。お会い出来たことは
旧車乗りとして忘れられぬ出来事になりました。
「またいつか」
そういって1台は出て行く。それで十分なひとときの出会いでした。

もう一枚正面からのショットを。



いつの間にか風は止んでいました。


2010 02/09 06:01:11 | くるま全般 | Comment(0)
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