男たちには判らない


2011年3月11日 14:46

この時間を境に、人生が全く変わってしまった人たちが
たくさんいる。

世の中は、そんなものと言ってしまってはいけないが、
1995年1月17日を境にして、価値観が少し変わる
くらいの体験をした自分としては、ものさしを少し延ばしても
参考にならないのかもしれない。



好きな車に乗るという小市民的な幸福を、今回は封印しないと
世の中は変わらないかと、この2日間考え続けている、が、
昨日少しだけ車を走らせれば、大阪北部のこのあたり、





こんな目を細めたくなるような可愛い外車にのる
幸せな人たちの風景に遭遇した。



仙台の若林区だって、三陸海岸の気仙沼だって、
福島県の常磐線に沿った海岸線にだって、
数日前までは、こんな風景の一部になる車の走るシーンが
見られていたのであろうと思う。

シーンが暗転したあと、僕らは何を考え、何を思えば
良いのであろう。



寝床のある町にに戻って、迷いつつ立ち飲みに入り
少し飲む。
こんな日常が、海沿いの町にだって、その瞬間までは
あったはずだ。



ここで車を楽しく乗ることを、ためらうべきか、
どうすべきか。その答えは出していない。

ただ震災の年も、僕らは若かったから、
立ち直るのも早かった。
今の自分の年齢なら、もっとダメージが大きかったら
私はどうなっていたのであろうか、
そんなことを考えながら、この国の、この大地の上で
きょうも過ごしている。

2011 03/13 15:21:18 | 日記 | Comment(0)
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