男たちには判らない

2009年 03月 31日 の記事 (1件)






やっぱり80年代のことになります。
生活と消費と、文化が奇跡のように
融合した時代があったのです。

こんなことをネットに書く気になったのは今しか知らない
世代が増えてきてあまりにも惜しいと思うからです。



バブルになる前の80年代の豊穣さを知って欲しいからです。
最初の2枚が富士通テン(神戸)のBIYO(バイヨ)のカタログから。
自動車はBMWの2代目シリーズの520(2000cc)
518iAで84年当時468万円しました。
モデルの女の子も外人で結構かわいい。神戸が田舎になった
昨今では落差を感じます。



同じくBMWを使ったKENWOOD(当時はまだ社名はトリオ)のカタログ表紙写真。
BMWは初代3シリーズですね、隣の赤い車は懐かしの
フォードカプリかな。



弩迫力の後姿を目に焼きつかせて去る73カレラRSを
モチーフにしたのは、当時の家電業界トップの87年のSony。
ちょっとクルマが旧いのと静かなオーディオにそぐわぬ
獰猛なマシンの起用はどうでしょうか。



一方、表紙に自動車は出てこず中ページに上品なシトロエン
CXがでてくるテクニクス(現パナソニック) 
オーディオ本体のデザインは87年頃にはかなり垢抜けてきて
いました。
昔は松下通信工業製そのままでやぼったかったうえ、
製品不良の対応が悪くて僕が松下嫌いになった所以です。

こんなパンフを未だに持っている私は80年代を研究の
対象にアイドル歌手のレコードなどと共に後生大事に
抱えています。妻や家族に捨てろ捨てろ言われ続けてます。

でもこんな時代こそ自動車関連産業のこんな分野まで
花が開いていたということを知って欲しい。特にいま夢が
萎んでしまった自動車産業に携わる人たちにはとくに、と
思います。
2009 03/31 14:01:31 | くるま全般 | Comment(0)
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