男たちには判らない

2009年 08月 26日 の記事 (1件)


中国地方の山間部には様々な表情の中小都市がある。
新見も岡山県下の交通の要所だ。
そこから出ている(正確には備中神代)芸備線は175kmの
総延長を持つ長いローカル線だ。かつては急行「たいしゃく」
や松江から木次線を通って広島に向かう「ちどり」といった
名列車が通った道も今はすべて普通列車となり、特に
東部区間の新見ー備後落合間の衰退が著しい。
山間部の東城ー落合間は一日なんと3往復と限界輸送の鉄道に
等しいが、この機会に岡山から新見を迂回して広島に行くことにした。


新見のホーム乗り換え案内



駅はやや大きい。急行停車駅の格だ。



伯備線の213系はここまで。向こうのキハ120が芸備線。


出発すると最初の駅がなんとあの布原。当時は信号場。
ニコンF2を添えて往時を懐かしんでみた。



芸備線区間に入る。風景はとたんに寂しくなる。
痩せた向日葵がうら悲しい。



使われなくなり長い時間の経った対向ホーム。(野地)



新見を出て30分で東城に着く。往年はここに急行「たいしゃく」が停車していた。



東城を出るといよいよ一日3本の区間。貴重な列車にいま
乗っている。やはり道が細くなったように速度が落ちる。



峠に向かって走る。キハ120は窓が開かないが木の枝が窓に
ばんばん当たる。保線も限界に近いのだろう。国鉄時代では
考えられない。

2009 08/26 07:53:35 | 鉄は直らない | Comment(0)
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