男たちには判らない
また岐阜に行ってきました。
関西人の私が、メランコリーになるとすぐにでも
行きたくなるのは、あの関西とりわけ大阪独特の
人間の距離の近さに、息が詰まることが多いわけで、
30数年経っても、私自身が偽関西人だからなのでしょう。



今回も近所の人のひとことがきっかけでした。
なんかしんどいなあ。
土曜日も日が高くなって、メンタルが最低なのに気づき
思い切って宿を取り、車を出すことにしました。
家を出ると直ぐに大渋滞、前途が思いやられます。
どこから高速に乗ろうか、1時間近く右往左往している
間の気分は、もう最低以下。
それでも「これを乗り切れれば、きっと救われる」と信じ
豊中から名神に乗って、あとはすいすいの道中でした。

目的地が近づくと、山と空の色の濃さにびっくりします。
夏の間に木々の緑は焦げたように濃くなり、季節はそれを
さらにくっきりとした、秋色に変えてしまうからです。
夏の間に愛した女が、秋に成ると変化するのはなぜでしょう。
日射しの角度が変わると、眼元や貌のくっきりとした表情が
顕われて、自分の愛したをんなは、こんな顔だったのだと
不思議な感情と、さらに愛おしさを覚える。
私に取り、岐阜県とくに奥美濃路はそんな風景なのです。

2011 09/26 14:00:42 | 旅日記 | Comment(0)
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