男たちには判らない
超過疎の奥地から川を下るように小さな町をいくつか経て
夕暮れの地方都市にでた。
地方都市と行っても今の広島は大きな都会である。

今夜は宿を取り自由な時間を楽しもう。

ホテルのチェックインの前に駅前を歩いてこの町ならではの
魅力である路面電車に乗ってみる。



新旧いろんなバラエティーがあり、最新型はヨーロッパの
水準を超すような5車体連接の大型もいる。



でも楽しみなのは大阪市や京都市から移って、そのままの
車体色で走っているベテラン電車たちだ。



いくつかの電車と電停を乗り継いで、繁華街の方に出る。
お金を卸して、カメラ屋でフィルムを買って。当たり前のことを
済ませられることで都会の良さをしみじみ感じる。



さて、いい時刻になった。
本通りのアーケードの一つ裏を歩いて、今夜は飲むか食べるか
どっちを先にしようか。胃の調子も鉄道に乗っている長い時間に
少し回復した。
ふと筋にいい感じのbarがあったので、入ってみることにした。

SWALLOW TAIL、どこかで見た幻の映画のように
しばらくの時間をbarで過ごす。私は旅の途中のスナフキン。
すっかりこころごちて、
店を出る頃には、すっかり夜の帳が都会を包んでいた。






ホテルの窓から夜明け前の海が見える。
ここは宇品、昔の軍港だ。



夜明け前の浜に出てみる。
松田聖子の歌にマイアミビーチ午前5時というのがあった。
ロマンな気分になるが私は独り旅だ。



やがて空の端が紅くなってくる。
「夜明け」ひとは人生に幾度こういう風景を見るのか。



日が昇り始める。晩夏の朝。釣り人以外に誰もいない。



ホテルの壁に写った瀬戸内のサンライズ。



そろそろ起きてきた人もいるのでルームに戻ろう。
2009 08/30 11:45:07 | 旅日記 | Comment(0)
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