男たちには判らない
デジタル写真とネット転載の時代になって写真術もずいぶんオキテが変わりました。
私のような保守派の人間でもデジカメを持つようになり3年になります。
私が使っているのはソニーのDSC-1という2万円くらいの普通のコンパクト1台です。

フィルム写真をスキャンしてHPを作っていた時と違いはありますが、
それはデジタル加工の手順です。

デジな写真論としていちばんの特徴は、シヤッターと露光の関係が
思い切り変わったこと。それが顕著なのが暗いところの写真が「誰でも簡単に」
写せるようになったことです。

ただしここで自分の武器の特徴を知っておきましょう。
デジカメの場合、フィルム感度によるラチュードを幕面に
露光させるのでなく、弱い光信号を静かに読み取るという
作法ですね。
このために夜間は、静かに
1ストロボに頼らず
2長時間シャッターをきり
3ぶらさないためにカメラを持たずに置いて
夜景を撮るようになりました。

もちろん近接したものは従来通りピカッと光らせて撮ってもいいのですが
従来無理だった夜間のシーンを撮るのには、撮影モードを
P(プログラム)にすると自動的に遅速シャッターになります。
これ以外の月マークなどによる夜間モードもありますが
Pで十分対応できます。

撮影例をあげましょう。


夏祭りからですが、これは場面が明るいので標準モード、
ノンストロボ。ただ緩速撮影ですので相手が停まった一瞬を
掬い撮っています。失敗したら消してまた写す、のココロで。



これは楽に写せました。対象がしっかり撮れているかはモニタリングを駆使して。



得意のバー写真。これはロウソクの光源をグラスの背にして
あとはカメラ任せデス。



反対にこれもストロボを使わず、手持ちで軽く写した写真。



夜景の限界に挑戦。月明かりの公園。遠い水銀灯と月光だけで撮影。
カメラは水平な所に置き、絶対ぶれないために、セルフタイマー
を併用しています。



これも苦しいですがデジカメならではの面白いショット。



夜の都会の排気塔。車の途切れた一瞬ですが数十秒だけの静寂。



歩道橋から。動いているものと動かないものの対比。


同じく。



これは失敗なんですが、人が完全に消えてしまって。ただ
写真としては面白いのでやり過ぎはこうなるという見本。




プロや写真家の技法はもっと高度にあると思います。
アマチュアのやり方としてベストとは思いませんが、
デジカメが拓いた夜間撮影の面白さについて、手元の教材で
もっと遊んでみてください。
そんな所で、失礼いたしました(ぺこり)

2009 09/05 23:07:24 | 都市風景 | Comment(0)
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