男たちには判らない
筆者が日本で一番上品な私鉄と思ってる阪急神戸線。

茶色の電車は戦前からずっと同じ塗装で、一回も変えたことのないこの私鉄のプライドでしょうか。
ラッシュを外して、この神戸線の昼下がりの各駅停車に乗るのが好きです。
品の良さそうなおじいちゃん、私学に見られる特色豊かなセーラー服の女学生たち。

さてきょうは午後から大阪にでかけ、心斎橋からこんな電車に乗り換え玉造という街へ。




駅前のギャラリーでこの間面識できた人の個展を見に行ってきました。


現代アートでしょうか。80年代の頃の作風が写真で置いてあり、比較するのが面白かったです。

玉造から大阪へはJRの大阪環状線で。
この電車は103系といい、かつては東京でも関西でも通勤区間では大抵の都会で走っていた電車です。
40年近い酷使に耐え、大都会では殆ど姿を消しつつありますが、この大阪環状線で最後のひと働きに鞭打っています。

屋根にならんだ通風器。丸い通勤電車用のこれはグローブ型ベンチレーター(通称グロベン)といいますが、最近のJR西は電車の窓を開けない構造にしたり、ベンチレーターを撤去してユニットクーラーだけにしてしまったりと、暴挙な改造が目に余ります。
こういうオーソドックスな形態の電車がホームにつくと僕は「103系ブルース」という詩を作りたくなります。

グロベンの 並んだ屋根の上の背景に
遠い昭和の風景が 見えた気がした



さあ大阪終着です。ホームの端で写真を撮っていたら人に背中を突き飛ばされそうになりました。もうすっかり夕方ラッシュだったことを思い出しました。
2007 04/04 02:01:07 | 鉄は直らない | Comment(0)
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