男たちには判らない

2010年 02月 13日 の記事 (2件)


エプソンの写真スキャナーを使い、昔の写真の退色を修正しながらパソコンに取り込んでみました。
33年の月日を経た写真を、個人で公開出来るなんて、当時誰が思ったことでしょう。
日時は昭和52年11月13日。天候は雨のち曇り。当時私は18歳の高校生でした。友人のバイクの後ろに乗り出発です。



福岡県行橋市の隣町の我家をでて、現在は国道500号線になっている
豊津〜犀川から伊良原を経て野峠で大分県山国町に出る峠道があります。
これまでに何度となく通ったのですが、この写真を撮影した時は二度目でした。
前年に来た時は峠の福岡県側は未舗装で、伊良原付近では路傍を行く牛や
馬に驚きました。
1枚目の写真は大分県側の山国川の上流部です。この頃はまだ木造の橋が現存していました。



大分側のこの付近では既に舗装道路でガードレールもついています。しかし道幅は大変狭かったことを記憶しています。



これは違う日に撮った写真ですが、山国町の中心は鉄道時代の終点、守実温泉でした。
当時は終点駅がそのままバスの発着に使われて何ともいえないいい雰囲気が残っていました。
また昭和30年代まで走っていた森林軌道の跡も残っており、貨物の貯木場で積み替えていた様子が偲ばれました。



守実の次の白地駅。このようにそのままの姿で民家になり人が住んでいたのに驚きました。



下郷まで山国川に沿った国道212を下ってそこから分岐する県道を豊後森(玖珠町)へ。通称「裏耶馬渓」の景勝が広がります。
耶馬渓で一番憧れた「立羽田の景」(立羽田連峰)に遭遇し絶句しました。
背景の岩山を背に麓に並ぶ民家。雨の降るなか、中国の南画のような風景が広がっていました。



耶馬渓の美しさは、言葉で言い尽くせません。18歳の私は少し人間嫌いで
月日を経たこういう風景や廃止になった鉄道跡を訪ねるのが趣味でした。
老人みたいですね。



豊後森に着いた時はオートバイの後ろの私は雨でびしょびしょになっていました。
まだ残っていたキハ07との再会に喜んだ後、機関区の裏で火を焚いて服を乾かしました。今ではできませんよね(笑い)



豊後森に停車中の大分行きの下り客レ。おそらく森発の2635列車。
DE101175牽引、暖房のスチームが雨まじりの空の下に立ち上り晩秋らしさを漂わす。7年前は8620やD60が牽いていた。

豊後森から再び耶馬渓線の方に戻る。今度は深耶馬渓を
通るルートで、中間の町、柿坂に出ます。



名勝のひとつ、烏帽子岩だったか。



深耶馬渓の代表的名勝、一目八景。
寒いのも忘れて見入っていました。



さて、耶馬渓線というと有名なカーブの鉄橋。
これが津民の鉄橋で廃線後6年を経てサイクリングロードになっていました。
2010 02/13 13:13:42 | 日記 | Comment(0)
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1月31日午後3時にお台場の会場を出て、その後はまず八王子の病院に入院中の親戚を見舞いに。
そして夜の中央道に乗り山梨の勝沼ぶどう郷ユースに一夜の宿を取りました。



少し不便な所ですが甲府盆地の夜景がきれいです。
(案内してもらった温泉から)



ユースの主人は車が大好きで新しい建物も快適でお勧めです。http://homepage2.nifty.com/t-konishi/



勝沼は小さな坂の町ですが、甲州街道の宿場の歴史的な
建物が残っていて見逃せません。



石和に向かう街道あたりの風景。



古い建物も街道沿いに残っています。



何気ない道沿いの風景にひかれます。



甲府から南に向かい一気に太平洋側をめざします。
今回通った甲府〜精進湖の道では頭上に野猿の姿を
久しぶりに見かけました。



冬の姿の富士は凛とした美しさ。(上九一色村付近)



このあたりの裾野からみる風景は格別です。
(朝霧高原付近)



まかいの牧場の駐車場で休憩。



これは富士宮市にある日蓮宗の総本山、大石寺。
なかなか壮観でした。



山越えの途中で再び身延線と合流したあたり。(十島付近)



興津付近で。路傍で100円でミカンを売っていました。



静岡市から再び山越えで、井川線の千頭駅を目指しました。



この国道362号線で途中から雨に雪が混じり始めました。
少し嫌な予感がありましたがあと10数キロ、行けるだろうと。



最後の集落を過ぎて富士城峠にかかると、ものの数分でこんな状態。
やば〜、と今庄で10数年前に経験はしたことがありますが、2速と3速のみを使い、
フットブレーキを一切使わずにリアエンジンのトルクのみ信じてゆっくり走行します。



やっと峠を降りました。ドキドキしましたが車を信頼するしかありません。
この後はなんとか本川根町に出ました。
2010 02/13 04:11:35 | 旅日記 | Comment(0)
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