男たちには判らない
5月5日、引っ越してきて初めて近所の緑地公園の春の名物
音楽祭「春一番」にいってきました。

朝から音が聞こえてくるのでそわそわ。このところ呑みっぱなしで
あまりお金がないのですが「ちょっといってくるわ」とチャリンコに乗って
100均で発泡酒2本とかっぱえびせんを買い公園へ。
馬鹿と阿呆は音のするほうに群れるもんです。


藤井裕 まったりと聞かせます



ゴンチチのチチ松村、54歳です。30年前の春一番に出た時に歌った歌というのを
聞かせてくれました。当時はフォークだったのね(笑)



親子連れが前の席に来ました。子供の背中に忌中、いや失礼。



憂歌団の木村充揮。客席のかけごえが「アホ〜ォ」には参ります。東京じゃ
こんなエ〜ルの仕方はないじゃろ



和気優(わきゆう)というミュージシャンを知りました。ギター1本ドレッドヘアー、
「普段は百姓やってます」というロケンロール野郎です。



これは三宅伸治バンド、不勉強でした、彼はRCサクセションの運転手から
音楽生活をスタートさせたと家に帰ってから知りました。



シンプルなトリオでぐいぐいロックンロール。客席じゅうを駆け回って盛り上げます。
登場時から前に出てきているファンは大喜び。



さあて石田長生が加わりました。聞かすナンバーは「雨上がりの夜空に」



http://www.youtube.com/watch?v=Vzek2cmA9t8

大いに盛り上がったあとはトイレ休憩のついでに外に出て
追加ビールを買いに公園の売店へ。
外はこんな風景で今の時期は初夏まで植木市をやっており
私は山椒の小さな木を買いました。



さて戻ってみると、なんか場面が変わって不思議な盛り上がりー。
河内音頭が聞こえてきます。



山中一平とオンドリャ-ズの一行です。(谷岡ヤスジかい)



ほとんど、河内の村祭り状態。。





金魚のおべべみたいなおばちゃん、目立ち過ぎ(笑)



さて、日が傾き何とか持っていた天気が崩れはじめました。記事紹介もラス前です。
この女性二人は小川美潮(元チャクラ)と金子マリ(元バックスバニー)、
演奏は渋谷毅(pf)、ジャズ畑だけど大阪の音楽をまとめるベテラン役です。



声質の全く違う二人が最後にデュオ、これがすごく良かった。シブヤさん渋い!
本日のピカイチ(玄人受けの)でしょう。



スッチーみたいなかわいいオネエチャン(名前失念)がキャンディーに
スタンダードジャズを歌います。嗚呼80年代やねえ。
帽子のサクスプレイヤーは名手、峰厚介。ネイティブ・サン時代に彼の
音に聴き痴れた人も多かろうと思います。
本田竹廣もこの世になく、もうあのバンドは復活できませんがいつまでも
峰のサックスを聴いていたいと思いました。



昨夜も北浜の某ふれいむはうすでママの顔を見ながら
お酒を飲んでいると、周囲の客と、この話題で盛り上がりました。
出てくるミュージシャンは古いし、空間もユルイです。来てる人もキヨシロー
命の親子から河内音頭りゃーまで。
こんなん東京にないよねー、って。いやまあ勝とうとか負けじゃなく。
蓄積はあるんです、特に京都大阪は。あとはどうワインを上手に発酵させるか
でしょう。
このイベントはそういう意味でも続いて欲しいと思います。来年のGWをめざして
盛り上がりましょう!

2009 05/13 10:53:28 | 日記 | Comment(0)
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2009年4月29日、16回目のfiat festaが開かれました。
天候は直前の日曜から一転し信州は美しい晴れ空が広がりました。



今年は1日しか休みが取れずリトモで日帰りという
強行スケジュールでしたが、運転は2人。ETC大幅割引と
ガソリン価格のダウンということで負担が軽く、今までと
旅の仕方が一変しました。いいことずくめの反面、鉄道旅の
人が減ると飯田線などの存続にかかわってこないか心配に
なりました。



初めて会場にて見たアルファロメオ8Cコンペティツオーネ。



FIAT850Spiderは関西から2台と関東から1台きていました。

2009 05/05 21:37:55 | くるま全般 | Comment(0)
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一日の世俗の垢と疲れを、禊いでくれる夜のホスピタルはここ、素敵なbarのカウンター。
腕の良いマスターが恋の処方箋に合わせ、甘いお薬も苦い薬も
魔法のように出してきてくれます。



おやここは何かちょっと違いますね。



よく見ると暗室ランプでは。



モノクロ写真展の会場では、昼から夕の展覧が終わった後、
闇のなかでbarが始まっているのでした。



素敵な夜のお喋りに酔うひととき、



カウンターでは現像液のタンクでカクテルが!



思わず自画像を撮影する方も(笑)

2009 04/27 03:22:22 | 日記 | Comment(0)
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写真展も自分の出番は終わり息の抜けたお休み日。
きょうは何もせずに家でのんびりしていました。

豊中の自宅近所の風景が1年経ち本当に気に入っています。
部分的には過去に取り上げましたが今回は少し詳しく
紹介しましょう。

国道176号を豊中市に入り庄内、服部を過ぎると自転車だと
結構キツい上りになります。これが城山の坂で右手に寺の
三重塔が見え驚きます。


<small>大きな地図で見る</small>

登り切ると曽根の信号交差点です。ガソリンスタンド3軒、
かつてのドライブ時代の一息地点だったのでしょう。
すぐ先に70年代ムードの残るロイヤルホストと80年代クリス
タルな雰囲気を感じさせる神戸屋レストランが近接しています。

付近のスーパーにもこんな車に乗ってくる人も。

ラングレー、そのままみたいです。ここは昭和60年?


この辺りでチャリンコなら裏にまわってみましょう。

国道もひと時代前の雰囲気なら裏手はもっと期待を裏切りません。

このような昭和の風景がびっしりと。



この辺り、国道右手は桜塚の住宅街。左は曽根の駅から続く
古い住宅街です。
この中に銭湯が残っています。


延命湯といい地蔵でも付近にあったのでしょうか。
今日も一日の最後にゆっくりとしたかったので入ってきました。

ここから岡町の商店街までは古い道が通っています。
その曲がり具合が歩いたりするのに実にいい味わいです。



レトロな商店街だなと思うのはこのあと。



玩具店、時が止まってる。



知られざる有名店「土手嘉」のうどん。駅前通りと能勢街道
の交差点に面し創業は江戸以前。大阪一古いうどん店の一つ。



周辺にはこんな昔の立体構造の長屋(畳屋を今でもやっている)
があったり、

商店街入り口にこんな大木と藁葺き屋根の旧庄屋が残って
たり、

アーケードの向こうに見えるは原田神社の森です。
2009 04/21 02:30:02 | 都市風景 | Comment(0)
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心斎橋交差点北東のギャラリー「ナダール」で
恒例のモノクロ普及委員会の写真展が始まりました。



小生も昨年に続き、作品を出展しています。
きょうはギャラリーで当番していると友人が何名か
きていただき大変嬉しく思いました。
趣味レベルだけど、何かまた違うこともしたくなりました。

場所は東急ハンズのブロックを2つ北に行った所にある
農林会館の地下一階です。
11:00-19:00 今度の日曜日の19日までです。
ご都合のよい時に足を運ばれてください。
興味のある方はメンバーに尋ねられてください。

http://nadar.jp/osaka/schedule/090414.html

お待ちしております。

2009 04/15 23:48:05 | 日記 | Comment(0)
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いま年に1回の写真展に準備で追われています。
モノクロ写真をフィルムで撮影し、プリントから
展示までやってしまうという、デジタルの時代の
対極のような銀塩趣味の世界のことです。

「ええ、うちは非デジですから」と地デジに
迎合する半可通どもをぶっとばせ!のコンセプト
なのかもしれません。



メオプタの入門機「スチューデント」
先日、専門大店の八百富に出てるのを見つけて即
買っちゃいました。
我家にやってきた初めてのチェコ製。
いやーいいなあ。



数年前にまだ出来たばかりのヨドバシ2Fで見かけて
「これいいな」と思いきや、その後の激動変化であれよ
あれよの間に写真用品は売場を縮小すること雪崩の如し。

哀しいけど現実です。



しかし機械ものって、人間の感性をくすぐります。特に
こんな使えるだけで良い機械に少し入ってるアソビ心は。
フジを初めとする国産の機械では感じなかったくすぐりです。

           ◇

作業後、大阪市内に夜から出かけました。
イベントのあとで通りがかりに見かけたDOJIMA HOTELの
1階エントランスの意匠は「?」なに、
と思わせる展示。


外国の書店を思わす不思議なビブロリーな世界が、よるの
まちにゆったり、口をあけていました。

2009 04/12 08:02:03 | 中古カメラ病 | Comment(0)
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大阪駅は21世紀の大改造中。
目立たぬ展示ですが模型が置いてありました。



真っ先に阪急が摩天楼になり、中央郵便局が壊されそうで
駅ビル三越伊勢丹が出来ると、ヨドバシカメラの客の流れ
は?

個人的に手頃なデパートとして好きだった阪神百貨店が
なくなることも考えたくないのですが。。。
アクティ大丸は業態替えをしないと、今でも行きにくいし。

こんな大阪駅は京都駅みたいですね。乗り換えに田舎の人は
迷いそうです。
もう夜行列車もありません。21世紀の話でした。
2009 04/10 08:25:17 | 日記 | Comment(0)
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今週末にポンテペルレの後続イベントが開かれる
岡山県。山間部に津山や新庄といった美しい町が
あります。
今年は参加しない私はその分もあり今回少し山間部を
走ってみました。


伯備線と姫新線が接続する新見は町の規模以上に駅が
しっかりした印象です。
ここから中国勝山までの姫新線はローカル線カラーが濃く
もっと乗っておきたい線のひとつです。


途中何度も月田川を模型のような橋で何度も渡ります。
その楽しさと車窓風景の良さは九州の久大線の日田ー湯布院
間にも負けません。



ここからが月田の町並みです。
線路からは見えません。いまの国道からも外れています。


どうでしょう、このすばらしさ。


造り酒屋の中井家が一際立派な建築を誇ります。


中井の土蔵の前で。
車の脇にかやの古木がありました。



中井の看板、かつては「旭川」という名醸を産していました。
そう、岡山市に流れる旭川はこの辺りが最上流のようです。


造り酒屋ならではの煉瓦煙突と蔵。

姫新線の車窓から見える方向の風景。



ふたたび旧街道に戻って。

2009 04/05 09:40:49 | 旅日記 | Comment(0)
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中国地方の山間の町に一夜の宿を取って朝を迎えました。
今朝は寒いです。
たまらず非エアコン主義者の私も暖房をいれました。たぶん
気温は10度を下回っています。
早い朝から細い雨が雲州瓦の赤い屋根の町を濡らしています。



飛び込みで泊まった旅の宿は一階が居酒屋で2階が寝室といっても
壁は薄いふすまだけ。朝5時から株式相場をラジオで聞く客が居て
一度起こされました。部屋の中には先客が残した「人妻」というような
雑誌が残ってるような所です。少し近所を散歩しました。



雨にぬれる桜の木。旅館の看板もはいっています。



寒そうな風景に開花を待つ古樹が一本。
盆地の寒い春でした。

ところでこの宿の近所に田舎に珍しい本格的な喫茶店をみつけ
朝から行こうとすると、まだ開いてなく8時に出発しようとエンジンを
かけようと寒いのでチョークを引くと失敗。その後かぶったエンジンを
プラグを外したりしたのですが全くうまく行かず、最後はJAFにきてもらい
ました。
JAFを待つ間にくだんの珈琲を飲みにその店にいってみました。
他人さんのブログから引用記事です。
http://blog.livedoor.jp/macaron10/archives/529140.html

で始動失敗の原因はチョークボタンを戻してもチョークが
戻らないという整備不良で宿屋の親爺さんらには心配と迷惑
をかけました。
落ち着いて対処したのにこういうトラブルもあります。
結局バッテリーにも不安があるので市内で購入(JAFのお兄
さんの店で)2万1000円の臨時出費は痛かった。
うまいスプレモの珈琲が飲めたので佳しとしましょうか。

三次から庄原に出るのが今のルートなのですが、昨夜地図を
見てこの近くで行きたい場所が一つ見つかりました。
福塩線の終点駅塩町。
子供のころ時刻表を読んで福山や尾道の親戚の話を聞きながら
どんなとこだろうと憧れていました。その想像から35年。
こういうのもいいですよね。もちろんリュックには時刻表が
1冊入っています。



なんの変哲ない、中国地方の山あいの駅でした。でも
嬉しかったです、ちょっぴり。



駅前の狭い車まわしにたたずむ私の1971FIAT。思えば遠くに
きたもんだ。



列車も1本やがて到着しました。これから中国山地に向かって
旅するのでしょう。
昨夜の炉端焼きのお姉さん、今朝の車好きのJAF隊員、宿の
人たち、珈琲館の女性。わずかな滞在で三次を後にしました。遭遇した人々の人生と。
僕の人生で再びこの町に来ることがあるのでしょうか。

実は混乱の最中にETCカードも紛失してしまい、三次の町を
出たのは昼近くになってしまいました。
旅はまだ続きます。
2009 04/02 07:51:40 | 旅日記 | Comment(0)
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やっぱり80年代のことになります。
生活と消費と、文化が奇跡のように
融合した時代があったのです。

こんなことをネットに書く気になったのは今しか知らない
世代が増えてきてあまりにも惜しいと思うからです。



バブルになる前の80年代の豊穣さを知って欲しいからです。
最初の2枚が富士通テン(神戸)のBIYO(バイヨ)のカタログから。
自動車はBMWの2代目シリーズの520(2000cc)
518iAで84年当時468万円しました。
モデルの女の子も外人で結構かわいい。神戸が田舎になった
昨今では落差を感じます。



同じくBMWを使ったKENWOOD(当時はまだ社名はトリオ)のカタログ表紙写真。
BMWは初代3シリーズですね、隣の赤い車は懐かしの
フォードカプリかな。



弩迫力の後姿を目に焼きつかせて去る73カレラRSを
モチーフにしたのは、当時の家電業界トップの87年のSony。
ちょっとクルマが旧いのと静かなオーディオにそぐわぬ
獰猛なマシンの起用はどうでしょうか。



一方、表紙に自動車は出てこず中ページに上品なシトロエン
CXがでてくるテクニクス(現パナソニック) 
オーディオ本体のデザインは87年頃にはかなり垢抜けてきて
いました。
昔は松下通信工業製そのままでやぼったかったうえ、
製品不良の対応が悪くて僕が松下嫌いになった所以です。

こんなパンフを未だに持っている私は80年代を研究の
対象にアイドル歌手のレコードなどと共に後生大事に
抱えています。妻や家族に捨てろ捨てろ言われ続けてます。

でもこんな時代こそ自動車関連産業のこんな分野まで
花が開いていたということを知って欲しい。特にいま夢が
萎んでしまった自動車産業に携わる人たちにはとくに、と
思います。
2009 03/31 14:01:31 | くるま全般 | Comment(0)
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