男たちには判らない


淡路島の南の丘に、人知らず眠る建築モニュメントがあります。
これは「若人の広場」といい、第2次大戦後20年が経ち、戦争動員で
帰らなかった多くの若者の魂を慰めんと、昭和42年に、大建築家
丹下健三のデザインにより建立された、施設でした。





しかし、国内観光でも、訪れるに不便な場所の故、いつしか忘れられ
瀬戸内海国立公園の風光のなかで、今では無惨な廃墟を曝しています。



設立の趣旨は、間違っていなかったのですが、いつしか時は流れ、
今では、都市伝説や、心霊スポット呼ばわり、さらに幻の丹下健三作品
とまで、呼ばれております。

ここにアプローチするのは、敬虔なる気持ちと、設立の趣旨を理解し
かつ、興味本位でなく、現地の危うさを理解出来る人にお願いしたいと
思いました。
平成22年4月16日訪ねる



2010 04/18 07:02:39 | 旅日記 | Comment(0)
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4月の土曜日、知人の誘いで「奈良少年刑務所と市内の近代建築を見て歩く」
ツアーに参加した。市内北京終町で開催中の、少年刑務所の貴重な内部を写した
写真展に合わせてのイベントだ。



この催しは、詩作で同刑務所に通い、支援活動されている作家の関わられる
「ならまち通信社」と、私の友人である歌人と、NPO法人・Jヘリテイジの合同企画で
ある。ここで、Jヘリテイジという若い人たちの(まだ発足して日は浅いが)、グループ
を知った。
http://j-heritage.org/



言葉の説明は省くが、彼らのうち、いくらかは「廃墟マニア」の出身であったらしい。
元気がないといわれる現代の若者だが、マニアの行動力は面白い。
日本中の廃墟の話。中でも北海道の炭鉱の跡を回っている若い人の興味・関心は
私の心に深い印象を残した(今の言葉でいうと「刺さった」というのですね)。私は
北九州・筑豊の閉山最終期の話を、実話として語れるからである。



廃墟マニアは、目立ってくるようになると「(いつまでも)アブナイ人たちのままでは
イカンだろう」と、いうことで、一部は産業考古学に合流し、ここに独自の観点で、自ら
も日本中を回るのなら、「歴史観光」というジャンルが合ってもいいのではないかと、
新しいツーリズムを確立した。以上が私の分析である。



もちろん推測の多い文章なので、改めることがあれば順次補正する。
ただ、近年の里山を初め、日本を再発見するツーリズムの中に、何か、新しい風が
吹いてくるのを感じてしようがない。
日本は「ツーリズムの時代」に入ったのではないか。
炭鉱を知らない人たちに、坑道の奥まで見たいとさせるエネルギー。そこには「欲
する」と「調べて回る」という楽しさが付いて回る。旅の原点はこちらだ。

奈良町の坂を上がり下りしながら、こんな街のゲストハウスを起点に、ランドナー
(旅行用自転車)で探訪する旅もいいな、と感じ始めた一日であった。

2010 04/11 13:17:41 | 都市風景 | Comment(0)
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閑居もあたたかくなりました。
漸く春の訪れに、次は初夏かなと
掃除ついでに格子戸をよっこらしょと外し
縁側風にしてみました。





こんな感じです。奥にはまだこたつが残っています。



中から外を見た所。
あまり風流でないので、簾を掛けてみました。



6月から7月に、浴衣パーティーをやりたく思いました。
女性陣は浴衣で来てくださいね(
2010 04/06 18:46:33 | 長屋暮らし | Comment(0)
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3月25から27まで、山口県下の先祖の墓地へ
行って来ました。
その旅の道中は、例によって中国地方の山間の村や町を
いくつも見てきました。

神石、上下、竹原、呉。
これは最終日の広島から三次に向かう途中、吉田という町、
現在の安芸高田市で遭遇した、素晴らしいワンオーナー’s
です。



この町の、印象深い清流にかかる橋のたもとにある
写真館のあるじの愛車です。
国道54から旧道をみつけて、そちらに入り込み
何気にウオッチ&ランしているときに発見しました。

この日も、3月の終わりと思えぬくらい冷え込んだ朝でしたが
ご主人はご趣味の花の写真を快晴になったので、撮りに
行かんと、暖気されている所でした。

28万円のパブリカ700に乗っている時代に、この車は
100万円しましたと、今でも誇らしげに話されます。
まだ8万?しか走っていないと。

僕の850クーペにも大変感心されて、前に持ってきんさい、と
広島弁で言われたので、ガレージ前まで移動。朝から楽しい
自動車談義になりました。



表通り風景です。

その後、立ち去るときにご主人とがっちり握手。
えもいえぬ、車を愛した男の人生に祝してだと、思いました。

この町は毛利が戦国大名になり、小さな郷雄から大出世する
までの居城、郡山城の麓です。毛利元就の墓も残っています。
この後、私も上って見ました。

まだ登山道には氷が残る寒い朝でしたが、昔の人はこの山中
から、中国全道を平定するまでの覇業を、こなしたかと
思えば感無量でした。

ふと、思ったのは
私も少し武士の血が流れています。
昔の男は、出世するためにはいくつもの機会を遭遇するうち
名馬を購入するのには、金銭を惜しまなかったと聞きます。
あの写真館の当主は、スカイラインになぜ、ぽんと若い時に
お金を出したのか。判るような気がしました。

町一番の高級車に乗る。それはいま、レクサスに1千万出す
のとは違います。高性能は男の勲章だったのでは。

私は、自分の850クーペがまた一段と愛おしく感じられました。
無事これ名馬。
ちゃんと三次から池田までを4時間くらいで帰って来れました。
これもまた、別の意味で
駿馬と言ってやっていいのではないでしょうか。


2010 03/28 04:49:14 | 旅日記 | Comment(0)
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20日は池田の美観地区、東本町で骨董市が立ち
数軒の店が軒を並べました。



6枚組の皿と2脚の蓋付きの塗り椀を求めました。

いずれも江戸から明治期のものか。
築80年の家が古いだなんて言っていたら、笑われそうですね。

午後からは、街歩きの仲間たちと、阪和線美章園から住吉区を
歩きました。
途中の路上で気になったオブジェなど。



熊の胆、木香丸「はらいたのくすり」
鬼の顔がユーモラスです。



田辺商店街の中の閉鎖中の銭湯、入り口部上に残る
ステンドグラスの鳥。つばめでしょうか。



これは鍾馗様。京都では屋根の上で鬼瓦の鬼と対峙して
いることが多いですが、ここは門柱の頭上から、悪い人が
入って来ぬよう見張っていました。
2010 03/21 19:36:27 | 日記 | Comment(0)
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4/4(日)
お釜の節句?の夕刻に第一回の池田の家誉め?
長屋を公開いたします。
持ち込み歓迎、時刻は17時頃からといたします。

見物?希望の方は飛び入りも結構です。
まあ、コメント欄に記入していただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
2010 03/17 16:23:06 | 日記 | Comment(0)
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やっと本箱を設置し、このあと中に納めました。



玄関先、土間の様子。



上がりかまち、引き戸を写す。



玄関戸1



玄関戸2



玄関土間付近の色



上がり框内側から土間の本箱を写す。
右の上部のガラスは清掃中に落ちて割れる。
カンナやヤスリを掛けて、立て付けを良くしようと張り切り過ぎました。

2010 03/09 22:57:08 | 日記 | Comment(0)
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3月になりました。
けど今年の3月はまだ始まったばかり
なのに、雨が多く、気温が思ったほど上がりません。



今月からI市というところで
昭和4年築(らしい)という秘密基地で
隠者のような暮らしを始めました。



まだ時々は元の家族生活をしていたT市に戻って
家族とご飯を食べることもありますが、行ったり来たりも
少し飽きてきたところです。



古い車とはいかず、古い家はもっと手がかかります。
これは古いサッシでない窓の網戸?が雨戸入れから出てきて
清掃しているところ。



いま、指先があかぎれであちこち痛みます。
こういうことも初体験。
また、20年ぶりの一人暮らしは、結構不便なもの。

朝起きると何を食べようか、まだ整理しきれていないので、食事は満足なものが作れません。



有り合わせのほうれん草とベーコンで作ったパスタ。
とほほの隠居暮らしが始まりました。
2010 03/07 14:14:40 | 日記 | Comment(0)
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一昨年、昔の北摂のデートコースの話題で盛り上がったことがありました。
菊一堂やVWのドライブショップなどなど。
じゃあ神戸方面の定番スポットは、というと誰でも思い出される
ちょいと今では懐かしくも恥ずかしい流行の先端だったのが
ココ、須磨のウエザーリポートでしょう。





この写真は1985年のGWのころ。私は社会人3年生。
他の仲間は女の子をのぞいてみんな一つ下の学年です。



駐車場を見てみましょう。
僕らは黒のFFファミリアとミラージュの2台でした。
え〜とソアラに、プレリュード、AE86にシティターボ。
1台だけ場違いな30系カローラが停まっていますが
大凡、若い人のデートカーはこんなもので外車はまだ
少なかったです。

国道の方には白いベレGも見えますね。(



当時の僕らの記念写真を見ると、まだ大学生の気分のまま
ですね。僕らはほぼ全員が京都で下宿生活でしたから、
神戸は都会(シティ)でオノボリサン気分でした。
紅一点の彼女はその後、後輩の奥さんになり2女の母です。

テトラポッドの上に立つ25歳の小生。



最後のショット。キャビネに伸ばしたお気に入りの1枚。
青春グラフィティですね。



目線やぼかしは敢えて入れていません。お許しを。


2010 02/24 00:02:10 | 都市風景 | Comment(0)
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日曜日のスタバ前にて。
黄色い車2台。

僕はリトモアバルトでした。

モカのショートが380円。
パーキングの料金がナント1200円。
まあええか。2時間もしゃべったんだから。

この後、池田の家の掃除に行って駐車料金500円。
こっちは1時間半。
合計1700円はビンボーな時代には使い過ぎかもしれないけど。
若者じゃないんだから大人の分別ってところよ。

たまにはブログも更新しないと。
2010 02/22 13:58:36 | くるま全般 | Comment(0)
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