当時は昭和の時代ですから、勿論今みたいに「携帯電話」もありません...。
公衆電話も一時ほどはあちこちに無く、ちょうど講習でアマチュア無線の免許が取れることを聞いて早速申し込みをしちゃいました。
現在は短期コースで1〜2日講習を受けて、修了試験に通れば「合格」するようですが、当時は約一ヶ月ほど通ったような...。
試験も今の「択一式・埋め込み式」と違ってすべて記入しなければいけなく、法規なんか覚えるのにモ〜大変!
無線工学は、幸いなことに工業高校で電子工学を習っていましたので、なんとか聞き覚えのある授業でしたが、法規は似たような文句だらけで、いやはや、苦労しました。
そんなわけで、無事に電話級(現在は第4級)アマチュア無線技士の免許を取得しました。
途中、国家試験でモールス(-・-・ --・- こんなやつ)の資格(第3級アマチュア無線技士)を取って現在にいたっています。
上の画像のアンテナは私の
常置場所(Home)のアンテナです。
タワーは4段になっていて、電動で昇降します。
最長で21.4m、アンテナトップまででは26mHになります。
実は訳あって、このタワーは3基目なのです。
詳しくはLINKをしている
JH5USCのHPをご覧下さい。

この画像の中央付近にある「風車」は風力感知装置で、いっちょまえに風速20m/s以上になると自動で下まで降りるようになっています。
このタワーに上がっているアンテナは144MHz帯といって、よく車にアンテナが付いているのを見かけると思いますが、それと同じ一番ポピュラーな周波数帯のアンテナです。
HF帯(簡単なアンテナで海外と交信できたり、色んな周波数帯があります)も運用しましたが、いまはアンテナも撤去して144MHz帯がメインになっています。
144MHz帯は大型のアンテナや、電波を出す場所のロケーションや、気圧配置などのコンディション等、条件がそろわなければ思うように飛んでくれません。
その
飛ばない周波数帯で「いかに遠くへ飛ばせるか」が面白くて、この周波数帯にはまっちゃってます。
ときどきアンテナを車に積んで山へも出かけます。
高い山(回りに障害物のない山)は、よく電波も飛んでいきます。
山の上での移動運用は、電波が飛ぶだけじゃなくて自然と触れ合う良い機会なのです。
空気は美味しいし、何回行っても鳥の鳴き声や夜明けの美しさには感動しますよ!
移動運用の鉄則:山へ移動運用に行ったら必ずゴミは持ち帰るように!!
多くのアマチュア無線家が、自分のゴミだけではなく清掃をかねて山のゴミを拾って帰っているようですね。
アマチュア無線は、時には
山で遭難した人からのSOSを通報したり、事件・事故の早期解決に役立ったり、災害時には貴重な通信手段として活躍しています。アマチュア無線はよく「趣味の王様」と言われていますが、
趣味と実益を兼ね備えた数少ないものの一つだと思います。
おかげさまで私も、この24年間で全国に友人がいっぱい出来ました。
皆さんも一度
「アマチュア無線」を経験してみませんか?!