韓国海軍哨戒艦「天安」が北朝鮮製の魚雷攻撃で沈没したとの調査結果を発表した。
韓国軍・民間合同調査団が、哨戒艦攻撃に使われたとした北朝鮮製の魚雷「CHT―02D」は直径53センチある「重魚雷」と呼ばれるタイプで、先端には水中音波探知機(ソナー)が取り付けられ、敵艦から発する音響を探知して追尾する。射程が長いのが特徴で、第2次大戦期から各国で艦艇攻撃に使用されてきた。
弾頭部分に充填する高性能爆薬の量は250キロ。この爆薬量は、魚雷中でも最大級で、「今回の哨戒艦クラスなら、一撃で沈没させる威力を持つ」という。
追い込まれると反撃する北朝鮮
韓国海軍哨戒艦「天安」は魚雷が自船をめがけて接近してくる物体をソナーで検知し回避処置をするのが普通であり、海底にはスクリュ音を検知する検知器が備えていたと思われるが全く無防備で攻撃を受けた事になる。
通常、天安は北朝鮮の小形潜水艇を追尾しており、接近過ぎて予想しなかった反撃を近距離から受けたと思われる。一方北朝鮮は軍の危機管理を制御できない状態にあることを示した。
武器は使わないのが良いのです。